野球はバテて覚えろ! 福岡ソフトバンクの秋山幸二監督(46)が24日、秋季キャンプの組分けを発表した。26日に宮崎入りするA組は30人と少数精鋭。秋季練習で野手陣はバットを振り込んでいるが、時間が長くなり、密度も濃くなるキャンプでは個別練習の時間を倍増し、徹底的に選手をいじめ抜く。ホークス再建へ「地獄の秋」がいよいよ本番を迎える。 ■打撃練習倍に 宣言通りに選手を追い込む。秋山監督は「練習量は増えるよ。強化ランニングは1時間。筋力トレーニングも含めたら練習が終わるのは(午後)6時か6時半になるんじゃないかな」と、不敵な笑みを浮かべた。個人練習を中心とした強化メニューで、選手に「地獄の秋」を堪能させる。 野手の両手をマメだらけにした秋季練習は序章にすぎない。ロングティーや連続ティーなど10分×5セットだった打撃の個別メニューは、キャンプでは倍の20分×5セットになる。立花打撃コーチも「フェニックス・リーグに参加していた選手が心配だけどね。守備練習が終わったらマシン打撃のケージで待っとくよ」と、徹底的に鍛え抜く構えだ。 ■バテて覚えろ 近年にないハードなキャンプ。選手たちも最下位という現実を受け止め、やる気十分だ。本多は「監督の意思にぼくたちも応えないと。秋季練習では監督から『バテて覚えろ』とよく言われていますから。疲れてきたときこそ、自分の形で振れるように心掛けている」と決意を披露した。 この日発表された組分けは、宮崎に入るA組が投手16人、野手14人の計30人。福岡に残るB組は25人。秋山監督は「競争が始まっていることを意識してほしい。伸びそうにないなと判断したら、下で頑張ってもらうよ」と、練習の密度アップとともに競争激化を宣言した。 A組にはルーキーの岩崎も参加。秋山監督は「育成枠」であることを強調しながら「杉内や和田もいるから勉強になるんじゃないか」と成長を期待する。一方で「メンバーを固定するのではなく、チャンスを与えよう」と、今季59試合に出場した中西をA組に置いた。 ■競争も激しく 監督自身も燃えている。この日は打撃マシンが故障したため、急きょ高谷の打撃投手を買って出た。変化球を織り交ぜながら約80球を投げ込み「たいしたことないよ。まだまだボール球が多かったしね」。王最高顧問からも「若いからね。ぼくも巨人の監督時代はやりましたよ。何事も挑戦すればいい」と後押しされて迎える地獄の秋。秋山監督の笑顔に決意が重なった。今年は最下位に沈みましたし、どんどん練習して体も精神力も鍛えて欲しいですね
調子の悪い時にいかに自分の力を出せる事が出来るか・・・
そういう意味ではバテて覚えろは的を得てると思います
来年の春、今年は楽しみだと思えるようなチーム・選手になって欲しいですね