中継ぎ不安を吹っ飛ばせ-。21日のフェニックス・リーグ西武戦(南郷)で、リリーフ登板した柳瀬明宏投手(25)、陽耀勲投手(25)、小椋真介投手(28)が、いずれも1イニングを3人で切った。今季は中継ぎが崩れて落とした試合は数知れず。秋山幸二監督(46)も外国人セットアッパー獲得を球団に要望する中、3投手が結果を残した。 ■V奪回のカギに 競い合うようにアウトカウントを重ねていった。2番手の柳瀬から始まり、陽、小椋と、3人そろって1イニングを3人切り。9個のアウトのうち5個を三振で奪った。「それぞれが課題を持って取り組んでいく姿は評価できる」。満点リレーに、斉藤2軍投手コーチもうなずいた。 V奪還に中継ぎ陣の再整備は避けては通れない。斉藤コーチは「来年の大きな課題の一つ。1軍首脳陣から一人でも二人でも、しっかりと任せられるリリーフが出てこないと厳しいと言われている」と説明。「ベテランに負けているようじゃダメ。若手には大きなチャンスでもある」と続けた。 ■「W抑え」構想も その期待に応える好投だった。柳瀬はカーブを交えた新しい投球術を披露。陽、小椋の両左腕は150キロ前後の速球に変化球を交え、難なく3人で片づけた。その他にも高橋秀、甲藤ら中継ぎ候補が結果を残している。 もちろん、若手育成に並行し、補強も断行する。「最後は馬原に任せるとして、1イニングをしっかり放れる投手が必要。外国人(の補強)は球団にもお願いしている」。この日、秋山監督はセットアッパー候補の外国人獲得を球団に要望していることを初めて明言した。ベテラン、若手、さらには新外国人も加わり、激しい競争が展開されそうだ。 さらに、馬原とのダブルストッパー構想もある。秋山監督は「今は馬原の代わりをできる投手はいない。万が一のためにそういう準備もしておかないと」。3投手の快投は首脳陣の描く構想に明るい材料となるはずだ。 フェニックス・リーグも残り2試合。実戦登板の機会は限られるが、斉藤コーチは「肉体的にも精神的にも、まだもろさはある。秋のキャンプから、来年の開幕まで競わせていきたい」と長丁場のレースを設定。じっくり鍛えながら、中継ぎ再建の道を突き進む。誰がというより、全体的に制球難の中継ぎ陣です
チームの得点力との兼ね合いもあるとは思いますが
日ハムは完全に投手力のチームですし、打撃が弱いというのを言い訳には出来ません
逃げ腰ではなく、打者に向かっていく気持ちで投げて欲しいですね
良いものをもっていても、カウントを悪くして自分の持ち味を出せなくては意味がありません