ソフトバンクの「幹部候補生」たちが今季限りで辞任する王監督のラスト采配を見届け「王イズム」を継承する。2軍リハビリ中の小久保裕紀内野手(36)斉藤和巳投手(30)川崎宗則内野手(27)が今季最終カードの楽天3連戦(10月5~7日、Kスタ宮城)の遠征に帯同し、出場選手登録されることが24日、分かった。球団フロントがチーム首脳陣に打診し、了承された。 右肩の長期リハビリ中の斉藤はもちろん、左かかと打撲の小久保は「まだ足に体重がかけられない」状態で、左足甲骨折の川崎も実戦練習まで回復していない。通常なら福岡でのリハビリが優先されるはずだが、チームの中核で球団の将来を担う人材として特例措置がとられた。 ある球団幹部は「王監督を支え続けた中心選手である彼らに、王監督の最後をベンチから見届けてもらいたい」と説明。すでに5年連続でV逸し、この日の敗戦でクライマックスシリーズ(CS)進出も消滅した。“消化試合”となったラスト3試合は3人を出場選手登録し、ベンチから王監督とともに戦う可能性が高まった。試合戦力とならないのは承知の上、王監督が築いたホークススピリッツを受け継ぐことが球団の財産になるという判断だ。 3人はこの日それぞれリハビリを行い、本拠地最終戦を試合管理人室から見守った。セレモニーで王監督に花束を手渡した川崎は「監督に『君は張り切りすぎる。そこがいいところ』と言われた。でも最後まで監督の張り切りにはかなわなかった」と話し、「今すぐにでも(1軍に)合流したい」と息巻いた。14年間チームを率いた王監督の最後のユニホーム姿、タクトを置く瞬間をきっちり見届けることが、次世代ホークスの出発点となる。残念ながら8試合を残してBクラスが決定し、楽天との最下位争いとなっていますが
事実上消化試合をなり、こういう形になってしまいました
本来なら若手にチャンスを与えるのが通例となっていますが
王監督の最後の試合ですから、逆にこういう事は必要だと思います
松中を含めて、この4人には王イズムを継承しながら
新監督の下、新生ホークスを引っ張っていってもらわなければなりません