レギュラーシーズン最後の直接対決も力の差を見せつけられた。ホークスはまたも一発攻勢に屈し、対西武2年ぶりの負け越しが決まった。2回に江藤の2ランで先制され、9回には中村にとどめの満塁弾。クライマックスシリーズ(CS)進出への道は細く険しくなり、借金は8に膨らんだ。さらに同一リーグ全球団負け越しの危機に、王貞治監督は天を仰いだ。 ■おかわり満弾 特大の一撃が、今季の両軍の力関係を象徴していた。9回2死満塁。3番手の柳瀬が視線を宙に泳がせた。「おかしな流れを変えられないな。9回? 今季の本塁打王というのを実証されちゃった」。中堅左に消えた中村の43号満塁弾に、世界の王がため息をついた。 西武とのレギュラーシーズン最後の直接対決で2年ぶりの負け越しが決定。「勝ち越したかったけどね」。王監督は天を仰いだ。2回は先発のガトームソンが江藤の2ランで先制され、9回は中村にとどめを刺された。最後まで決定的な破壊力の差は埋まらなかった。 今季の直接対決での本塁打は、ホークスの20本に対して西武は34本。チーム本塁打も93本対190本。試合前の王監督は「100本近い差があるからね」と口にしていたが、ホークスは今季最後の2連戦でも不発。数字は正直だった。 開幕前の下馬評は、現在の順位とは、ほぼ反対だった。V候補のホークスに対し、カブレラと和田の大砲2門が抜けた西武の評価は決して高くはなかった。だが、現実は違った。中村や中島らに加え、2人の新外国人もアーチを量産した西武との差は開く一方だった。 「ナイターの日も午前11時からやっていたらしいね」。試合前練習が始まった午前9時すぎ。ベンチに現れた王監督がスタンドを見上げた。西武が今季導入した「アーリーワーク」で汗を流す大久保打撃コーチと選手を見つけたからだ。 王監督は練習内容はもちろん、「習慣」を重視する。「若い選手は首根っこをつかんでやった方がいい。若い選手はいい習慣になるんだからね」。中西、長谷川らの若手が頭角を現したものの、壁を突き崩すまでには至らなかった。それだけに危機感は募る。 ■楽天と2.5ゲーム差に 西武だけでなく今季は既に日本ハム、ロッテに負け越しが決定。オリックスにも勝ち越しはない。6試合を残す最下位の楽天とは辛うじて9勝9敗の五分ながらゲーム差はわずかに2・5。今季最多を更新し続ける借金8を含め、9月の大失速で危機的な数字が並ぶ。 「どんな状況でもやるべきことはやっておかないと」。ファンが去った試合後のグラウンド。残り11試合を見据え、34歳の松中は約30分の居残り特打を敢行。25歳の松田も続いた。王ホークスの「いい習慣」を全員で受け継がなければ、チーム再建は困難となる。HRの数は100本ほど違いますが、選手自体の力からすれば
ホークスもプラス50本ぐらい打てる能力はあります
しかし実際の差になった要因は思い切りの良いスイングだと思います
ホークスのバッターは当てるだけのようなバッティングが多いです
特に追い込まれた後は顕著にそうなります
追い込まれて、そういうバッティングになるのなら
それ以前のカウントで思い切り振っているかといえばそうではありません
特に追い込まれた後は顕著にそうなります
追い込まれて、そういうバッティングになるのなら
それ以前のカウントで思い切り振っているかといえばそうではありません
チーム状況がそうさせているのか分かりませんが三振という結果を恐れるあまり
中途半端なスイングになっています
思い切り空振りすれば相手も多少警戒します
当てるだけのバッティングなら相手投手も思い切り投げ込めます
中途半端なスイングになっています
思い切り空振りすれば相手も多少警戒します
当てるだけのバッティングなら相手投手も思い切り投げ込めます
やるべき事は試合後の特打ではなく、試合中にストライクを思い切り振る事だと思います
空振りして、こけそうになったり1回転するような力一杯のスイングが見たいですね
空振りして、こけそうになったり1回転するような力一杯のスイングが見たいですね