昨日の試合をもって俺の中で終戦を迎えました
先日のロッテ戦の敗戦より、昨日の試合の敗戦の方がはるかに大きな負けでした

それは今シーズンという事ではなく、王ホークスとしての限界を感じたからです
どこかで変化を期待していましたが、その期待もむなしく・・・
という事で、ここに書かせていただきます



ここ数年、シーズン終盤に失速するホークス
今年も例外無く、その道をたどっています

大きく、簡単に言えば原因は監督だと思います

1つに采配の問題です
これは言わずとも皆さんも承知の事と思いますので違う事を書かせていただきます

日付が変わったので昨日の試合になりますが
毎回のようにランナーを出しながらバントが無い・・・

打順のめぐり合わせもあるので全部をバントとは言いません
ただ、試合の中で明確なビジョンがないように思います

2回のノーアウト1・3塁の場面で高谷のバッティング
最低限の仕事は外野フライか内野ゴロでサードランナー生還ですが
高谷は叩きつける事が出来る球を普通に打ち損じハーフライナーでアウトとなりました

ホークスのバッターには最低限の仕事という考え方がないように思います
最低限の仕事より自分のバッティングをするという事に重きを置いているような・・・
誰とは言いません、全員がそうですから・・・

選手個人が考えてする事かもしれません
しかし、そういう仕事をしても監督が笑顔で迎え入れてくれなくては
選手はヒットやタイムリーやHRを狙わなくてはいけません

昨日のこの場面で城所がセフティスクイズのような事をしました
その時のベンチの監督は険しい顔・・・

さらに3回、負傷の小久保に代わって打席に入った本間のバントにも険しい顔・・・

どちらもサインとは思えないセフティバントです
成功しませんでしたが、俺はどちらも評価したいと思います
特に本間のバントは自分の役割を理解しているというか・・・
何とかランナーを進めようという思いが伝わります

しかし監督はベンチに戻ってきた選手に「グッジョブ」と言うかどうかは疑問です
大きなものを期待する人だから・・・

俺の憶測ですが、こういう場面で進塁打を打てない打とうとしないのは
確かに選手が頭を使っていないのもありますが
本来ならベンチから指示が出てもおかしくないと思います
なので、監督がそういう采配をしていないのでは!?と思います

ホークスの選手が体勢を崩しながらバットに当てようとする姿を見せないのは
選手に問題があるのではなく、監督に問題があるのかと・・・

それともう1つ、チャンスに打てないホークスの各バッター・・・
単純に打率を見れば、ベストメンバーを組めば小久保・松田・高谷の3人以外は
3割近い打率を残せる実力を持っていますし、実際近い数字を残しています

しかし、チャンスになると打てない・・・
俺はこれも監督以下コーチを含め、ベンチの雰囲気に問題があると思います
誰が見てもわかるようにホークスの選手は野球を楽しんでいません
その雰囲気を作っているのはやっぱり監督だと思います

村松に井口、さらには城島にズレータと「やんちゃ」な選手がチームを去り
いつの間にか「お坊ちゃま」集団になってしまいました

他球団を見ればわかる通り、「やんちゃ」な選手はチャンスに強いです
目立ちたがり屋ですからね
そういう選手がホークスにはいません

もしかしたら居るのかもしれません
それでも、そのキャラを出せないのは
「王監督を・・・」という思いがチームにあるからかもしれません

しかしそれがマイナスに働いています
チャンスに「打たなければ」という思いが強いんでしょうね
それが自分へプレッシャーとなってると思います

それを乗り越えて打たなければいけませんが
本来、軽減させるべき監督がさらにプレッシャーをかけていると思います

それは上でも挙げたように良い結果を求められるからというのと
的確な指示がないからだと思います

外野フライを打つのは難しいです
犠牲フライというのはもっと難しいです
今シーズンのトップが8という事でもわかってもらえると思います

進塁打を打つ方が確率が高いのですが、それを実戦しているとは思えないバッターのスイング
監督がそれ以上の結果を求める余り、バッターは最低限の仕事を選択できないのだと思います

怪我人が多くてベストメンバーで戦えないからという意見もあるかもしれません
でも、俺はベストメンバーでも結果はあまり変わらないと思います

和巳がいて、ムネがいてもチーム内に明るい空気が流れ込むとは思えません

それはやっぱり監督が作っている空気だと思います
現在在籍している選手のうち、100%の力を出せている選手は1人もいないと思います

1つはコーチの問題、もう一つは監督だと・・・
ホークスというチームを九州に根付かせ、さらなるファン獲得に乗り出すなら
来年、監督を変えないといけないと思います

戦力が整っていない状態で結果が残せないのは監督の責任ではありません
でも、戦力がある状態で結果が残せないのは監督の責任です

リーグ優勝、日本一、世界一になるには・・・
勝負所の終盤に失速してしまうチームを変えるには・・・
チャンスに萎縮してしまう選手を変えるには・・・

監督交代しかないと思います
王監督が名誉監督やGMとしてチームに残る可能性が高いです

その上で今までと違うチームを作る事が出来るなら誰でもいいです
でも、日本人監督では王貞治という名前の前に萎縮する可能性が高いです
なので俺はそういう色々なものに囚われない外国人監督が良いと思っています

ファンは贅沢なもので、強いだけでは満足せず若手の成長も期待します
選手を上手く使うには名前に左右されず調子を見て選手を使い分けれる必要があります
松中・小久保を休ませる事が出来る監督が今の日本に居るかは疑問です

全試合出場するに越した事はありません
でも、長いシーズンを戦う上でベストパフォーマンスを引き出す休養は必要だと思います
それはその選手の力を認めて、主軸として年間通して活躍して欲しいからの休養ですからね
それに個人的には松中・小久保が休んでいる時にどんなオーダーを組んでくれるのかも楽しみです

外国人監督ならば今までと違ったホークスを見せてくれる気がします
それは選手が違うというだけでなく、今年と同じオーダーでも
今年と全然違う試合展開を見せてくれると確信しています

それがホークスファンの為であり、ホークスの為でもあると思います
王監督にはこれからのホークスの為に、今年限りでユニホームを脱いでいただきたいと思います