今秋のドラフトの目玉で、日米球界が注目する156キロ右腕、新日本石油ENEOS(横浜市)の田沢純一投手(22)が、出場中の都市対抗野球終了後の11日にも、メジャー挑戦を表明する。6日は準々決勝のJFE東日本(千葉市)戦に登板。2回2/3を無失点で勝利投手となり、準決勝進出を決めた。ドラフト上位候補選手が日本球界を経ずにメジャー球団と契約すれば、史上初となる。
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 今秋のドラフトの超目玉として、複数球団が1巡目候補に挙げる田沢が、早ければ11日にもメジャー挑戦の意向を表明する。
 最速156キロを誇り、アマ球界を代表する右腕は、昨秋からドラフト1巡目候補として注目されていた。昨年はチームに残留したが、横浜、オリックス、日本ハム、中日、ロッテなどが1巡目候補としてリストアップしている。しかし、田沢自身は強いメジャー志向を持っており、社会人最大の大会である都市対抗を終えた段階で、その意思を明らかにする決意を固めたようだ。
 ドラフト上位候補が日本のプロ野球を経ずに、直接メジャー球団と契約するとなれば、極めて異例の事態。日本球界にとっては大きな損失となるが、田沢の意思を阻むルールは存在しないのが現状だ。
 メジャーのスカウト陣も早くから田沢に注目し、公式戦だけでなく、オープン戦にも足を運んできた。この日もネット裏にはブレーブスのフランク・レンGM、ヤンキース、パイレーツのスカウト陣が集まり、田沢にスピードガンを向けた。レッドソックス、カブス、マリナーズも強い関心を示しているようだ。
 勝利投手になった田沢は「一戦、一戦勝ち上がるだけです」と大会への意気込みは語ったが、チームへの影響を考慮して、自身の進路についての話題は封印。頂点に立って決意を表明する。
どこかの球団のお偉いさんが発言していましたが
本人にメジャー志望の気持ちがあるのであれば止められない
それが今のルールですからね・・・
相手を批判するのではなく、流出しないようなルールを作る方が先決ですね
でも、日本球界として人材の流出は痛手ですが
一人の野球人の挑戦を止めることは出来ないですし、応援したいですね