福岡ソフトバンクが今秋ドラフトの1巡目候補として、神奈川・東海大相模高3年の大田泰示内野手(18)をリストアップしていることが7日、明らかになった。大田は高校通算65本塁打の右の長距離砲。今夏の北神奈川大会では新記録の5本塁打を放つなど、高校生ナンバーワンスラッガーと注目の逸材だ。進学の意向もあるとされるが、プロ志望の場合は他球団と競合するのは確実。補強ポイントの「和製大砲」として、今後の動向を慎重に見極める方針だ。

 昨年取り逃がした「和製大砲」に、今年もホークスが目をつけた。今秋ドラフトの最上位指名候補に、東海大相模・大田の名前が挙がっていることが明らかになった。ヤンキース松井、オリックス清原の高校通算を上回る65本塁打。将来的にはクリーンアップを任せられる期待の逸材だ。

 小久保、松中の後を継ぐ「和製大砲」は、ここ数年の補強ポイントのひとつだ。昨年の高校生ドラフトでは中田(日本ハム)を指名した経緯もある。今季は大卒2年目の長谷川、高卒4年目の中西らが1軍で起用されているが、次世代を見据えた大砲の育成は今後も欠かせない。その候補の1人として、高校生ナンバーワンスラッガーがリストアップされた。

■走攻守全部◎

 大田は甲子園出場経験は1度もないものの、今夏の北神奈川大会では大会最多の5本塁打。激戦区で「怪物」と騒がれるまでに成長し、初戦には9球団のスカウトがネット裏に集結した。ホークスの球団関係者は「パワーは中田と比べてもいい勝負」と絶賛。身長188センチ、90キロの大型遊撃手として「強肩で俊足、守れるのも魅力。日本人離れしたスケールを感じさせる選手」と走攻守すべてに高評価を与えた。

■進学の意向も

 球団は5日に編成会議を開催し、リストアップしている選手の動向などを確認。東海大相模は巨人・原監督の母校でもあり、巨人も調査は継続している。一方で、本人には進学の意向があるとされ、プロ志望届を提出するかは不透明だ。プロなら競合は避けられない見通しで、今後の動きを慎重に見極める。

 今年のドラフトは昨年までの高校生と大学・社会人の分離方式から、4年ぶりに一括開催となることが決まっている。大田のほか、高校生では鎮西・立岡宗一郎外野手(3年)や宮崎商・赤川克紀投手(同)らの地元勢も上位候補。大学生なら、今年の目玉とされる近大・巽(たつみ)真悟投手(4年)らが1巡目候補となりそうだ。
今年からドラフトが一括開催となるので、高卒を1位指名するか、大・社を指名するか・・・
以前のようにドラフト戦略を深く考えなくてはいけなくなりました
これから色々な名前が出てくるとは思いますが
出来るだけ情報をお届けできたらなと思います