赤丸急上昇中の大砲候補に「レギュラー権」が与えられた。王監督は2日、球宴明けのオーダーについて、4年目中西健太外野手(22)の固定起用プランを明かした。1軍デビューした前半戦では、相手先発が右腕ならベンチスタートとなることが多かったが、左右を選ばずに結果を残している長打力を高評価。「後半戦はある程度固定してもいい」と、右翼のレギュラー最右翼として位置づけた。

 真のレギュラーへの第一歩だ。5月下旬の1軍デビューからちょうど2カ月。将来のクリーンアップ候補と期待される中西が、逆転Vへのキーマンに浮上した。雁の巣球場での全体練習中、王監督は丸刈り頭の4年目に熱視線を注いだ。

■1軍昇格2ヶ月

 「中西は大きいのだけじゃなく、右左関係なく打てるところを示してくれている。(前半戦のような)ツープラトンもいいけど、後半戦はある程度固定してもいい。中西とかね」

 球宴前の主な外野の起用法は、左翼は松中、中堅や右翼は、相手先発が右の場合は長谷川、左なら中西-となることが多かった。後半戦の開幕を前に、王監督はこの「ツープラトン」起用の見直しを示唆。中西については、常に先発で使う可能性を口にした。

 自力で信頼を勝ち取った。ここまで33試合の出場で打率・299、3本塁打と魅力タップリの結果を残しているが、首脳陣が「◎」の評価を与えたのが右投手との対戦成績だ。対左の・294を上回る・302。偏らない高打率が、王監督の心をわしづかみにした。

 当の本人も、相手投手の左右は「特に気にならない」という。「どっちが打ちやすいとか、そういうのはないです。あんまり気にしたことはないんで…」。大砲としての素質を示す長打率も・532。松中、小久保とともに、チームでは3人だけの5割超えだ。

■長打率5割越え

 開幕から右翼に入っていた柴原が7月中旬に腰痛で離脱。球宴も辞退するなど、まだ復帰のメドは立っていない。そうした中で浮上した中西の固定起用プラン。ベテランの代役とはいえ、来年以降も見据えた上での抜てきには違いない。

 「やっと1軍に慣れてきたけど、まだまだ無我夢中です。とにかく、1打席1打席を大事にしていきたい」。遅刻を反省して7月中旬に丸めた頭は、ようやく髪が伸びてきたところ。その7月は打率・306。伸び盛りの22歳が、後半戦残り46試合フル出場の権利を得た。
数字が表しているように打ち分けも出来、左右に関係なく打てる事
さらにバントもある程度出来ますし、四球も選べます
下位にいながら打率・長打率・出塁率も高いですからね
このまま成長すれば、未来のクリーンアップ間違いなしですが
俺は1番で起用してもらいたいなぁって思ってます
面白いと思うんですけどね
後は守備(笑)