【パ・リーグ】
 ◇西武は重量打線、日本ハムは防御率リーグ1位…SBは投手陣が振るわず

 4月5日以降、首位を堅持する西武。カブレラ、和田の抜けた穴を新外国人ブラゼルとG・G・佐藤が埋め、中島、中村らと重量打線を形成、チーム本塁打数130本は12球団随一。その一方、盗塁数リーグトップ(36)の片岡がかき回し、中軸で還す手堅い野球も。先発陣も涌井、岸に、移籍の石井一、復活した帆足の4人で計32勝と充実している。

 2位の日本ハムはダルビッシュが11勝を挙げているほか、新人・多田野とスウィーニーも好調で、チーム防御率3.39はリーグ1位。得点力の乏しさを守りで補っている。前評判の高かったソフトバンクは投手陣が振るわず低迷。抑えの馬原の出遅れが痛い。オリックスは、大石監督代行就任後調子が上がり、7月はリーグ月間首位。初のクライマックスシリーズ進出も狙える位置だ。ロッテは里崎やサブローら故障者が相次ぎ、一時、4年ぶりの単独最下位に沈んだ。後半戦、どこまで巻き返せるか。4月に球団初の首位に立った楽天だが、7月に2度の5連敗を喫するなど失速。今こそ野村監督の手腕の見せどころか。【立松敏幸】 

 ▽西武・渡辺監督 大きなケガ人もなく良い状態で、ここまできた。打線が期待以上に活発で、先発投手陣も試合を作った。天王山は9月にくる。

 ▽日本ハム・梨田監督 故障者が出たが、戦い方を知っている選手がいるので、何とかやっている。後半戦は先手を取っていかに逃げ切るかだ。

 ▽ソフトバンク・王監督 思いもよらぬ苦しい前半戦。投打ともに計算できる部分がうまくいかなかった。馬原も戻ったし、暑い夏場が勝負になる。

 ▽オリックス・大石監督代行 いろいろあったが、多くの故障者をかかえながら、何とか上位に食らいついている。選手の頑張りを評価したい。

 ▽ロッテ・バレンタイン監督 多くのけが人が出たが、選手がチームを作ってくれた。上昇を続けているし、チーム全体でまとまって戦っていける。 

 ▽楽天・野村監督 最下位の感想を、というのか。選手が一生懸命やっている中、こういう位置。力の世界では仕方ないが、重々、責任を感じている。
今年は例年に無く上下するチームがあり、また五輪もあり、今後が読めないですよね
でも、間違いなく8月を乗り切ったチームがリーグ優勝・CS出場を決めると思います
これからは今まで以上に総力戦だと思います
ホークスは間違いなく投手陣、というか先発ですね
杉内と和田の穴を埋めて、西武に喰らい付けば可能性は十分にあると思います
逆にどうにもならない状態になれば、最下位の可能性も・・・