高卒新人は救世主になり損ねた。ソフトバンクの高校生ドラフト1巡目の岩崎翔(18=市船橋)は、3回7安打3失点とほろ苦い1軍デビューとなった。最速147キロを計測したが、3回先頭から4者連続右前打など5安打を浴び3失点。首脳陣は今季先発陣では最短での交代に踏み切った。

 岩崎 1軍マウンドの雰囲気はまったく違いました。緊張はありましたが、1、2回はある程度自分の投球ができたと思います。3回は腕が縮こまってしまい、打たれるべくして打たれたという感じです。

 ただ身長185センチ、長いリーチの右腕は可能性を示した。1回1死二塁。カブレラへの2球目は縦に大きく割れる98キロのカーブを内角に決め、最後は高め直球で内野ゴロに打ち取り、王監督も「ああいう投球というのが分かった。ものおじしないでよく投げた」とうなずいた。

 ガトームソンの負傷離脱で先発不足になった影響もあり、当初2軍でじっくり育成する計画を変更し、02年4月の寺原(現横浜)以来となる高卒新人の抜てきを決めた。もちろん、経験値では高橋秀や甲藤らが上。ただ、岩崎が快投を演じれば、後半戦の「起爆剤」になる可能性があった。川崎の3ランで岩崎の黒星は消えたが、チームは再逆転され、連敗を喫した。

 緩急差49キロ。52球の1軍経験を終えた岩崎は「緩急を使い、攻める投球を9回まで続ければ、自分の力も通じないことはないと、少し自信も得た」。杉内、和田が五輪で抜け、9連戦も控える8月の先発ローテーション入りについて、杉本投手コーチは「今後は白紙だが、可能性は十分にある」と含みをもたせた。出場選手登録は抹消するものの、未知数を秘めた岩崎の可能性までは消さなかった。
某スポーツ新聞(大・九・東)には岩崎の起用で監督とコーチがもめたとありました
2軍で育成したい岩崎を監督が無理やり上げたようです
2軍首脳が他の投手を推薦したのにも関わらず、そうなったのは
5月末の親子試合で登板した岩崎のピッチングに惚れたからだそうです
しかし、問題はここからです・・・
この親子試合の時、岩崎は投げる予定ではなかったみたいです
それを強引に監督が投げさせたと・・・

つまり、監督にモノ言えるコーチがいないって事ですね
それがホークスの一番の問題です・・・