多村、復帰のメド立たず-。4月に右脚腓骨(ひこつ)骨折し、離脱していた多村仁外野手(31)が16日、自宅のある横浜市から帰福。戦列復帰について「まだ先が見えない」と見通しが不透明であることを明かした。現在もまだ患部を固定し、歩行などの日常生活にも支障がある状態。今後は西戸崎室内練習場などで治療やリハビリを続けるが、球宴明けとみられていた復帰時期は、シーズン終盤までずれ込みそうだ。

■1カ月半ぶり帰福

 痛めた右足を引きずりながら、福岡の地に降り立った。16日午後、約1カ月半ぶりに本拠地に戻った多村の患部には、固定装具がつけられたまま。「復帰? まだこういう状況だから、少しずつやっていこうかと思っている。まだ先が見えないからね」と語り、タクシーに乗り込んだ。

 「TMK」砲復活の日は遠い先になりそうだ。多村は松葉づえこそ手にしていないものの、野球どころではない現状を「日常生活にも支障がある。車にも乗れないし、歩くのもこうだから」と説明。今後は西戸崎室内練習場やプールを使って、歩行訓練などのリハビリを続けるという。

 骨折したのは4月25日のロッテ戦(ヤフードーム)。その後、家族が住む横浜市で治療に専念した。当初、患部の固定は4-6週間の予定だったが、治りにくい細い部分だったため大幅に延びたという。骨の再生を促し、筋力を落とさないよう、足型を取って作る固定装具を米国から取り寄せ、少しずつ歩くなどして回復に努めた。

 王監督も球界屈指といわれる長距離砲の戦列復帰を熱望。この日の帰福を受けて「8月か9月に復帰してくれるんじゃないか。勝負の時までに戻ってきてほしいね」と期待を込めたが、多村の慎重な姿勢を見る限り、指揮官の望みがかなうかは微妙な状況だ。

 救いは交流戦を機にチームの状態が上がってきたこと。「試合はテレビで見ていたよ。みんなが遠征から帰ってきたら、顔を出しにきます」という多村。今季中の戦列復帰へ向け、地道なリハビリを続ける。 
今まで情報が無かったのですが、今年は無理そうですね
今は外野はポジション争いが激しいですから慌てる事はないと思います
まずはしっかり治して欲しいですね