ルーキーががけっぷちのマウンドに立つ。あす10日から始まる日本ハムとの函館2連戦。大場翔太投手(22)は11日に先発、20日開幕の交流戦へ向けローテのふるい落としテストを受ける。リーグワーストの10被弾と乗り切れない鉄腕にとって、2度先発が予定されている日本ハム戦はまさに正念場。交流戦ダッシュをかけるチームにとっても、直前8試合はターニングポイント。鉄腕の底力でチームも上昇気流に乗る。

 飛行機とバス乗り継ぎ4時間。杜の都から、はるばる函館に飛んだ鉄腕に休んでいる暇はなかった。10日に先発する杉内、杉本投手コーチらとともに、到着するやいなや函館球場にGO。キャッチボール、ランニングなどで約1時間にわたって汗を流した。「次があるとは思っていない。1日1日が勝負です」。ローテが狭き門となる交流戦を前にがけっぷちに立たされている状況は自身が最も分かっていた。

 大場は11、18日の日本ハム戦に先発が予定されている。前回登板の3日オリックス戦では4試合ぶりの3勝目を挙げたものの、2被弾で「実質KO」。この2試合の内容次第では交流戦のローテはく奪が現実味を帯びてくる。

 20日から6月22日まで続く交流戦は1カード2連戦で週4、5試合。これまでの6人のうち1人を外してもまかなえる計算だ。杉本コーチはこの日、「順番通りの方向で考えている」と、大幅な入れ替えはしない基本方針を示した上で、「調子がいい投手から使うことも考えている。若い2人(大隣、大場)は調子が悪いからね」と、“一発病”に苦しむ「大・大コンビ」を外す可能性も示唆。「この8試合を見て考えたい」とデッドラインを定めた。

 2人はともにチームトップタイの3勝を挙げてはいるが、被本塁打は大場が「10」、大隣が「8」とリーグワーストの1、2位。大隣は6日楽天戦で1被弾ながら白星を挙げ首脳陣は内容に及第点を与えたが、大場の“病状”は深刻なままだ。

 さらにルーキー大場が1年間を乗り切った経験がないことも不安材料だ。「(昨年までの)大学は夏場に試合がないからね。1年間を通していけば、どうなるかというのはある」と杉本コーチ。不安を解消させるため、交流戦は登板を控えながら梅雨時に走り込みを重ね、勝負どころの7、8月で一気に力を爆発させるプランも考えられる。

 だが、鉄腕にとってローテから外れることは屈辱以外の何物でもない。「状態がいいところを見せなくてはいけませんね」と気合を入れ直す。前回対戦の4月19日・日本ハム戦は2被弾を浴びたが、「打線は一発より粘り強い印象がある。僕も粘り強く丁寧に投げたい」と誓う。「フォームのバランスも戻ってきました」と自信をみなぎらせた鉄腕が、土壇場に追い込まれた男のすごみを見せつける。
さてさて、どうなるんでしょうね~
月末の福岡ドームでの巨人戦見に行くのですが、誰が投げるのか・・・
その辺りも楽しみではあるのですが、土曜日なので大場かと思っていたのですが
交流戦は変則日程なので、どうなるのかな!?って思っていましたが
この二人が外れるとなると杉内・和田の可能性が大ですね
GWは和田を見たので、違う投手を見たいんですけどね~