すべてのシナリオが吹き飛んだ。鬼門仙台で初のカード3連勝、今季初の6連勝…。6回のスコアボードに刻まれた屈辱の6失点。試合後のベンチ裏では、王監督が温かいコーヒーを一口だけすすると、敗戦の責任を一身に背負い込んだ。

 「5回があまりにもすんなりいったから、(パウエルを)5回終了で代えられなかった。今日は監督の責任や」。初回に小久保の7号2ランが飛び出すなど、3回までに大量7点。最大で5点まで広がったリードを、投手陣が吐き出した。

 先発パウエルの不安定な投球が、王監督の決断に迷いを生じさせた。4回まで毎回安打を許して小刻みに3失点。ところが、5回はわずか6球で楽天自慢のクリーンアップを三者凡退。この“1イニング限定”の快投が落とし穴だった。

 「3点リードの場面で降板したが、6回は最後まで投げたかった」。試合後のパウエルはつぶやいたが、6回は交代が当然の内容だった。先頭の横川からの連打と犠飛で1点を失い、嶋の右前打で1死一、二塁。流れは完全に楽天に傾いた。
大量得点を呼び込んだアーチの手応えが逆に悔しさを際立たせる。「甘かった…。オレも含めてね。3回が終わった時点でベンチが勝った雰囲気になってしまっていた」。プロ15年目、百戦錬磨の鷹のアニキもまさかの展開にそうつぶやくのが精いっぱいだった。
確かにパウエルは5回の内容は良かったかもしれませんが
それで立ち直ったと思うぐらい首脳陣のレベルは低いって事でしょうか!?
7点は取っているものの相手も点を取ってるわけで
試合展開は分からない状態でパウエル続投は間違ってると思います

それ以前に、野球は勝てば選手の殊勲で負ければ監督の責任だと思うのですが・・・
確かに選手自体も悪いかもしれませんし、名指しで叱責することで奮起を促す事もわかります
でも、失敗したら責任は俺が取るから思い切って行け!と言われれば
選手も普段以上の力が出ると思います

小久保が言うように気を抜いたから負けたのだと思います
振り返って「3回で・・・」と思うのではなく、その時に緩んだ雰囲気を締めて欲しかったですね
でも、これで同じ過ちは無いでしょうね