馬原が33日ぶりに投げた-。右肩炎症で2軍調整中の馬原孝浩投手(26)が14日、雁の巣球場で約20分間、20メートルの距離をあけてキャッチボールを行った。ボールを投げたのは登板回避した3月12日のオープン戦・横浜戦(平塚)の試合前練習以来となる。「まだまだだけど、初めのステップ」。守護神が復帰に向けた第一歩を踏みだした。

 青空の下、守護神が復帰への第1球を投じた。ウオーミングアップを終えた馬原がグラブを手に外野芝生へ歩を進める。20メートルの距離を取り、軽めのキャッチボールを始めた。「やっとボールを握るところまできましたね」。33日ぶりの投球に自然と表情が緩んだ。

 自ら下したGOサインだ。3月12日の登板回避以降、ボールを投げたことは一度もない。首脳陣も「本人にしか分からない感覚」と投球再開を馬原に一任。「疲労で硬くなっていた部分がほぐれ、肩の可動域も少しずつ広がってきた。思っていたより時間はかからなかったですね」。この日、投球解禁に踏み切った。

 久しぶりの感触を確かめながら約20分間。「投げ始めなので、これから徐々にということになる。感覚が良ければペースを上げていくし、そうでなければ抑えていく。(シーズン)最後まで投げられるように完全に治してから戻りたい」。ブルペン投球や実戦復帰に関しては「まったくわかりません」と話したが、大きなステップを踏んだことに間違いはない。

 藤田2軍投手コーチはこれまで「立ち投げ、遠投、その後に投げ始めてから2、3週間で試合に入っていけると思うが、連投も試さないといけない。最低でも2カードは必要」という青写真を描いていた。投球再開を受け「まだまだこれから。具体的な日程は分からない」と馬原に同調しながらも、順調にいけば6月上旬の1軍合流もありそうだ。

 ここに来て、久米やホールトンが代役候補に名乗りを上げたが、クローザーとしては未知数。昨季、ホークス記録の38セーブで初タイトルを獲得した馬原の早期復活が待たれる。「のんびりもしていられない。早く復帰できるように最善を尽くしたい」。ボールを握った守護神が復帰への第一歩を刻んだ。
全く情報が無かった馬原ですが、キャッチボールしました~
といっても、まだまだ時間がかかるでしょうね
今は久米・ホールトン・小椋が頑張ってますが
中継ぎ陣が踏ん張っている間に帰ってきて欲しいですね