豪打復活の確かな手応えをつかんだ。本塁打と打点の“暫定2冠”を占めて、主砲松中がオープン戦を終えた。「やるべきことはやった。万全の体調で開幕を迎えるだけ」。V奪回のキーマンが残した短い言葉には充実感が詰まっていた。

 セ・リーグのオープン戦が残っているため“暫定”だが、4本塁打と13打点は12球団でトップの数字(16日現在)だ。三冠王に輝いた2004年のオープン戦では4本塁打、10打点。ここまでの軌跡は、自己最高のシーズンすら上回る。

 もっとも、松中は数字より内容を重視する。「昨年と違って、今年は真っすぐを打てた。それが一番の違い」。6日の横浜戦では、エース三浦の直球を本拠地の右翼席に豪快に運んだ。直球をいかに仕留めるか-。松中流のバロメーターは確かな感覚を示している。

 この日は6回に岸のチェンジアップを左翼線二塁打にするなど、4打数1安打。2回には140キロの直球を痛烈に振り抜く右直を放ち、自らの言葉を裏付けた。「後はヨーイドンで頑張るだけです」。余裕すら感じさせる主砲が、完全復活の舞台に上がる。
三冠王になった時よりも良い成績でOP戦を終了というのは
今年もそれに近い数字を期待しますね
一昨年・去年と不本意な成績でしたし、すでに衰えてきているのでは!?
という声もありますが、そういう周りの雑音を吹き飛ばして欲しいですね