左腕の復帰は4月上旬-。昨オフに左ひじの手術を受けて2軍調整中の和田毅投手(27)が10日、西戸崎室内練習場で術後初めて打撃投手を務めた。ブルペンで50球を投げてから、荒川雄太捕手(20)を打者に、直球を中心に58球を投じ、ヒット性の打球はわずかに3本に抑えた。本人はまだ「5割程度」と控えめだが、順調な回復ぶりから4月上旬の1軍復帰が見えてきた。

■「楽しかった」

 復帰への階段をまた一つ上った。「打者相手の投球は久しぶりで楽しかった。ここまで思い描いたとおりにきている」。和田の表情に自然と笑みがこぼれた。

 順調な回復ぶりを見せつける圧巻の58球だった。「インコースとアウトコースの真っすぐを意識して投げた」。左腕から繰り出される速球がストライクゾーンいっぱいに決まる。「めちゃめちゃコントロールがいいです。先日、球を受けたときよりキレも増していました」。打席に立った荒川も目を丸くした。

 2軍調整では遠投も取り入れている。「ブルペンだと力んでしまうが、遠投は体全体を使って投げることができる」と効果を説明。また、この日唯一投げたカーブもブレーキがあり、磨きがかかっていた。

 対打者をクリアし、いよいよ実戦へ移る。報告を受けた杉本投手コーチは「15日に放るからそれからだね。実績のある投手だから、あとは本人の感覚」。15日の2軍教育リーグ・サーパス戦(雁の巣)に先発し、2-3イニング。中6日となる22日のウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)で5イニング程度を投げ、順調に進めばもう1戦、2軍で長いイニングを予定している。

 4月中旬の復帰が見込まれていたが「(1軍合流が)早くなる可能性はある」と杉本投手コーチは4月上旬にも1軍マウンドに上がる和田の姿を浮かべた。
 「ここまで自分のペースに任せてもらって感謝している。遅れた分は上で取り返します」。頼れる左腕が臨戦モードに突入した。
ここまで順調にきてますね
荒川との対戦成績は特に気にしてませんが、本人の感覚が良いのが一番ですね
あとは実践で長いイニングを投げて、違和感などが無いか・・・ですね
万全で早く帰ってきてくれるとは大歓迎ですね!!