由規に負けんぞ、152キロだ! 福岡ソフトバンクの高校生1巡目ルーキー岩崎翔投手(18)が26日、2軍練習試合のセガサミー戦(宮崎・アイビースタジアム)で実戦初登板。自己最速を更新する152キロをマークし、中継ぎで1イニングをパーフェクトに抑えた。雨が降る悪条件の中、社会人相手とはいえ直球のみで3人をピシャリ。25日に楽天との練習試合で154キロを計測したヤクルトの高校生1巡目・由規投手(18)に負けない華々しいデビューを飾った。 自軍のベンチですらどよめいた。「…ウソやろ? 」。6回2死、セガサミーの8番坂田への初球。ファウルさせた真ん中高めの直球は、スコアボードに「152キロ」の表示をたたき出した。「キャンプを通して指のかかりはよかったんで、そのくらい出てたのかなという感じです」。高校時代の自己最速をいきなり1キロ更新。岩崎が衝撃とともにベールを脱いだ。 3点を追う6回に2番手で登板。ブルペンでは霧雨だったが、身を打つ雨に変わっていた。「緊張もあったし雨も気になった。ストライク、とだけ意識しました」。先頭高橋への初球から146キロ。投手強襲ライナーを「見えてました」としっかりグラブに収めて加速する。今春、A組投手も未到達の152キロの次は151キロをファウルさせ、直球で押し通して3人でピシャリだ。 カーブ、スライダーも持ち球だが、13球オール直球。「本当は三振も取りたかった。まあ変化球を投げなかったので…」。実はその配球も“計算外”だった。リードした荒川は「打者がついてきてなかったので、打たれるまで直球でいこうと。そしたら打たれなかった」と苦笑いで明かした。 藤田2軍投手コーチは「最初であれだけ放れるのは大したもの」と舌を巻く。先頭打者をフルカウントから投直に仕留めた場面を挙げ「四球を出しそうなものだけどね。打球もキチンと捕っていた」。19、22日にB組のフリー打撃に登板したとはいえ、シート打撃も未経験だけに、実戦への対応力に目を見張った。 前夜に宿舎で見たテレビでは、同期生の快速ぶりが大々的に取り上げられていた。ヤクルト由規が練習試合で最速154キロを計測。同部屋の高橋秀と「えぐいですね」と話していた。「ライバルじゃなくて遠い存在です。向こうはまだ上がってくる。僕は(152キロで)いっぱい、いっぱいです」。持ち上げながらも言葉に対抗心がにじむ。 体重は入団から3キロ増えて78キロになっても、まだまだ線の細い印象は残る。シュート回転の球も目立った。「今すぐどうこうとは思わない」と石渡2軍監督。本人も「下半身を鍛えたり、まず体をつくりたい」と現実的ながら、胸に秘めた目標はある。「今年、1回でも1軍を経験したい」。急がせずともその快速球は、遠くない未来に戦力として必要になる。そんな予感が漂う濃厚な1イニングだった。以前に記事で投げるという事は分かっていましたが、衝撃のデビューですね!
佐藤はまだ上がる、自分は一杯一杯とコメントしていますが
現時点ではそうかもしれませんが、佐藤はこれ以上伸びシロはないと思います
でも、岩崎は体を作らないといけない状態で152キロです
数年後、同じレベルにいると個人的には思っています
1軍の投手陣は手薄という状態ではないので、まずはしっかり基礎を作って欲しいですね