エース斉藤がいれば、開幕投手もほぼ確定のソフトバンクだが、今年はその本命がいない。メスを入れた右肩のリハビリのため、小久保とともに海の向こうで復活の日を信じて孤独なトレーニングに励んでいる。順当に行けば昨年15勝を挙げたサウスポー杉内の名前が3月20日の福岡ヤフードームにアナウンスされるのだろう。今季は「先発4本柱」がそろわないと言っても、スターター候補は多く抱えている。 それよりもむしろ、心配なのが「開幕マスク」である。城島が抜けてからの課題は今年も引きずったままである。ベテラン的山の参入で、昨年両リーグ唯一の1割台(1割8分8厘)となったチーム盗塁阻止率にも上昇の期待がかかるが、今年もまた手探りの正捕手探しである。 「うーん、そこがね。一番の悩みどころなんだよねえ。こういうことで悩みたくないんだけどね。まあ、いずれにしてもこれからの実戦、オープン戦で見極めていかないとね」。 扇の要の話題になると、普段は滑舌のいい王監督も少しばかりトーンが落ちる。この日から始まったシート打撃では野手陣のバットから快音が響かなかった。裏を返せばマウンドに上がった西山、高橋徹、藤岡、大隣、森福、大田原の6投手とマスクをかぶった田上、高谷、山崎のバッテリーの勝利? ということになるのだろうが…。とはいえ、二塁走者を設定してのシート打撃で2度の捕球ミス(公式記録なら暴投だろうが)もあった。豪快に打ち勝つと同時に無駄な失点をしないという「堅守」さは、初日のシートからはまだまだ感じられなかった。 開幕まで1カ月あまり。し烈な「正妻」争いは続く。ここまで投手・野手の元気な話は聞きますが、捕手が・・・
去年の事もありますし、冷静に見ても大きな期待が出来るとは思いません
的山が加入してレギュラーになれば、むしろその方が問題だと思います
若手からとは言わないまでも、誰かが「こいつを使おう」と思わせるような
アピール・活躍をして欲しいですね