大学・社会人3巡目のルーキー久米勇紀投手(22)が北京五輪日本代表候補に急浮上した。5日、視察に訪れた星野仙一監督(61)から、中継ぎ候補として指名された。この日は、闘将の背番号と同じ「77」球のブルペン投球。“縁”にも支えられ、サイド右腕は星野JAPANの秘密兵器を目指す。 大先輩の思わぬご指名に、久米は困惑の表情を浮かべた。「頑張るしかないですね。でも、今はそこまで考えられない」。無理もない。ルーキーイヤーのキャンプ4日目。1軍生き残りをかけて大場とともに皆勤賞のブルペンに立つなど、まずはチーム内に勝ち抜くことが最優先だ。 ところが…。「え! マジっすか? 」と切れ長の目を見開いたのは、ブルペンでの投球後だ。この日の投球数は「77」。報道陣から「77」は中日、阪神の監督時代、そして日本代表での背番号と同じだと告げられた瞬間だ。「(縁が)ありますね」と、がぜん色気をのぞかせた。 北京五輪は決勝まで9試合の長丁場。「真夏で暑い。予選より試合数が多くなるから中継ぎを強化しないとな」。星野監督はプロで実績のあるセットアッパーとともに、明大の後輩でもある久米を有力候補に挙げた。 ブルペンで77球の投げ込みを行った久米 プロの若手選手や大学生で編成した昨夏の北京プレ五輪大会でも、中継ぎとして3試合に登板して金メダルに貢献。外国人打者をきりきり舞いさせたサイド右腕は、闘将の心にも深い印象を残している。本人も「外国人は力任せに振ってくるんで、抑えやすいとは思いましたけどね」と自信満々だ。 王監督も「初めて対戦する外国人には打ちづらいんじゃないかな」とうなずく。「久米にとっても名誉なこと。候補に名前が出ただけでもね。実力のほどは、おれより(星野監督が)知っているだろうからね」。図らずも、星野監督のご指名は開幕1軍入りへの大きな後押しとなったようだ。実際に久米を見た事が無いので分からないのですが
サイドなので打ちにくいんでしょうね
代表に選ばれる為には上で活躍しないといけないので
頑張ってもらいましょう!!