ぶっとい腕を組んだまま、レストビッチが不敵に笑った。昨年12月、ホークス入りが決まった後に、球団から渡された日本の投手の映像集。「どの選手もコントロールがいい」と驚いたが、中でも印象に残ったのが日本ハムのエース右腕だ。 「何人か見たけど…ダルビッシュとかいう投手はいいな。ホークスの天敵? そうなのか? 自分が入ったことでいい方向へ行けばいいね」 ダルビッシュがローテに定着した06年以降、ホークスはプレーオフを含め2勝5敗。打者231人で、本塁打はたった1本だ。マイナー通算173発、193センチ、113キロの大砲候補は「たくさん打てるように自分でも望んでるよ」と、チーム最重量の巨体を揺らしてガハハと笑った。 王監督と並んで行われた会見では「打点王&ハッスル王」を目標に掲げた。「打点を稼ぐのが僕の役割。こう見えて足も速いんだよ。常に、アグレッシブに次の塁を狙っていきたい」。隣の王監督も脚力自慢は予想外だったのか、目を細めてうれしそうに笑った。 前日夜に初来日。まだ右も左も分からない異国の地だが、好印象は抱いている。「ゴミが少なくてきれいだね」。巨体に似合わない? 繊細な一面を披露したが、きれい好きはバットを持っても同じ。パワーと脚力をフル稼働して、新助っ人が天敵を一蹴(いっしゅう)する。まだ実際にフォームやスイングを見ていないので何とも言えないのですが
本人に曰く「足も速い」という部分も注目ですね
一発狙いの大振りなのか、広角に打ち分けられる器用さがあるのか・・・