5年ぶりV奪回のカギを握る福岡ソフトバンクの松中信彦内野手(34)が5日、今季の「開幕ダッシュ」プランを披露した。この日、福岡空港から自主トレ先の米グアムへ出発。昨秋からオフを返上して調整に励み、現在も「これまでにない」と自画自賛する体調の良さをキープしている。北京五輪が8月に開催されるため通常より早まる開幕を見据えての調整プランで、グアムでも自身の調整に専念。今季は開幕から全開モードでチームを先導する。松中とともに自主トレを行う松田宣浩内野手(24)、小斉祐輔外野手(24)、金子圭輔内野手(22)の3選手もグアムへ出発した。 日に日に精悍(せいかん)さを増す主砲の顔に曇りはなかった。「いつもはグアムで一からスタートする感じだけど、今年は違う。(現時点で)体調も理想に近い」。筋力トレーニングを重視した近年の自主トレを見直し、今回は例年より早く、秋季キャンプから下半身を強化。開幕時での打棒全開へ、肉体をリニューアルした。 「昨年までのブヨブヨした感じがない。自分でも期待が持てる」。個人契約する島袋トレーナーによると、現在の体脂肪率は15-16%程度といい、例年より3ポイント以上も絞ってのグアム入りだ。「自分の中で何かを変えなければ」。2年連続で20本塁打に届かなかった悔しさから元日も体を動かした。その成果が体脂肪率に正直に表れていた。 王監督との約束を果たすには開幕ダッシュが不可欠。しかも北京五輪が開催される今季は開幕が3月20日と、いつもより早い。開幕直後は本塁打が少ない「スロースターター」の傾向がある松中だが、40本以上を放った2004年と05年は4月までに9本をマーク。この2シーズン以上の好スタートを切るつもりだ。 そのためにも、グアムでは自身のトレーニングに集中する。主力選手が若手を育てるというホークスの伝統も今回ばかりは度外視だ。「若手はパワーをつけることが第一だが、自分は違う。(伝統は)守っていかないといけないが、今回ばかりはそうも言っていられない」。後半はあえて別メニューで動くという。 トレーニング効率を上げるために、体のメンテナンスにも細心の注意を払う。「若くはないので今まで以上に体のケアにも気を使っていく」。昨季、自費で購入した冷却治療器と電気治療器をグアムに持ち込み、疲労を抜くことにも努める。 「めちゃくちゃ活躍して、打たないと復活とはいえない」。王監督からV奪回のキーマンに指名された男が08年型ボディーを完成させ、昨季は看板倒れに終わった重量打線をけん引する。ホークスの良い伝統の一つでもある自主トレキャンプでの若手育成
和巳・小久保・松中・川﨑・和田と主力選手が若手を育ててくれますが
今年の松中に限っては自分の事だけでいいと思います
というか、自分の成績が良く無いのに若手の面倒を見てる場合じゃないですからね
まずはしっかりと自分の調整をして、状態が良ければ見るという形でいいと思います
V逸戦犯の松中には今年こそ打ってもらって、ホークス優勝に尽力してもらいたいと思います