頼れるリーダーへ、主砲が変身宣言-。松中信彦内野手(34)が26日、7年契約の3年目となる契約更改交渉に臨み、現状維持の5億円プラス出来高でサインした。会見では「チームを引っ張る態度に欠けていた」と反省。三冠王を取った2004年に匹敵する成績で、タイトル奪還と失った信頼を取り戻すことを誓った。 ふがいない自らへの決別宣言だった。交渉を終えた松中の言葉に悲壮感さえ漂う。「レギュラーになってこれほど苦しんだ年はなかった。これまで以上に必死にならないといけない」。2006年1月に7年の長期契約を結んだ直後から、成績は急降下。地に落ちたプライドを来季こそ取り戻す意気込みだ。 すでに決意は兄貴分に伝えた。19日夜に小久保と会食した際に松中は「若手の信頼を失いかけている。行動も変えたい」と訴えたという。小久保は「腹を割って本音で話せたよ。そこまで口にしたんだから、見守りたいね。(春季キャンプ初日の)2月1日の(松中の)行動を見といてくださいよ」。来季にかける後輩の思いを代弁した。 今季は、右足ふくらはぎのけがなどで不振に苦しんだ。1999年のレギュラー定着後、最少の15本塁打。チームが2年連続3位に終わった要因となった。チャンスで凡退し、うつむく姿もナインを鼓舞したとは言い難い。角田球団代表は「中心選手なんだから、不振でも、胸を張ってほしい。彼が思っている以上に重要な選手なのだから」。主砲がチームに与える影響は限りなく大きい。あらためて自覚を促した形だ。 もちろん、すべては王監督の胴上げのためだ。松中は「ここまで育ててもらって、恩返ししなければ。来季はチームのことだけを考えてもらえるよう、自分が成績を残して、監督の花道を飾りたい」。王監督がラストイヤーと位置付ける来季こそ、2年分の悔しさをまとめてバットに込めるつもりだ。 今秋のキャンプから取り組んでいる下半身強化は今オフも継続し、08年は元日スタートで復活への第一歩を踏み出す。「(2004年に)三冠王を取ったときぐらいは打ちたい。今季の悔しい思いを晴らすにはそのぐらいは必要」。プロ12年目の来季、自らに課した高いノルマを達成し、真のリーダーへの変身を証明する。まぁ、期待しましょう
こういう発言をした以上、出来なかった時の反動も大きいのはわかっていると思うので・・・
がむしゃらに頑張ってもらいましょう!!