忘年会シーズン真っただ中、ホークスの若大将が「幹事」に名乗りを上げた。川崎宗則内野手(26)が25日、「ホークス野手会」開催を提唱だ。2003年の日本一から4年が経過し、優勝経験者と非経験者の年齢差は拡大傾向。各世代のさらなる一体化を図るため、「まずは内野手会」と自らのポジションの懇親会を足掛かりに、野手全体の会の開催を目指す。

 街にグラスのぶつかる音が響き渡る季節らしい構想だ。「野手会とか開きたいですね。投手会はゴルフとかやっている。食事会がいいか、ゴルフがいいか…。どうやったらみんな集まりやすいか。まずは内野手会を集めようかな」。日本代表・星野監督からも「次代のキャプテン候補」と目される声出し隊長。川崎が声を大にして叫んだ。

 球団の懇親イベントといえば年度末の納会が代表的だ。球団納会でフロント、首脳陣、選手、裏方とその家族が顔をそろえ、さらに選手会納会で選手と裏方が親睦(しんぼく)を深める。それだけでなくポジション別有志の集まりも存在する。杉本投手コーチの発案で、昨年オフから投手・捕手陣は「バッテリーコンペ」を開催。またシーズン中、サウスポーが集う「左腕会」などの食事会もある。

 一方、野手は外野手による「外野手会」はあるものの「内野手会はないんですよね」(川崎)。そこで来季中にも同じ内野手を招集する構え。小久保も19日の契約更改で「個々はいいものを持っていても、グラウンドでまとまらないと」と話し、チーム全体のコミュニケーションを来季テーマに設定したが、先輩に任せっきりにはしない。現状では来季14人の内野手を束ね、外野手や捕手も輪に招き入れていく。

 チームは4年連続プレーオフ(今季はCS)敗退。川崎はレギュラーとして優勝、日本一を経験した“最後の世代”となった。だが会の狙いは若手へ経験を伝えるのではなく、あくまで現陣容の一体感向上にある。

 「優勝経験のある人は同じような道のりを重ねようとするでしょう。だけど『優勝を知らないこと』も勢いになる。それが一つになって、今のホークスの色、2008年の新しいカラーができていくんだと思う」

 「野手会」開催時期は比較的リラックスムードの秋季練習、秋季キャンプ中が適当と考えているが、もちろんそれがV旅行中ならベストだ。川崎幹事の音頭のもとホークスが覇権奪回、そして常勝軍団再形成へ歩調を合わせる。 
チームとして一体化する為にこういう事は必要でしょうね
年齢差があるので遠慮する部分もあると思いますが
いざという時にまとまらなかったですからね
川﨑に頑張ってもらいましょう!!