王GM、今後の複数年契約“廃止”へ! 今季で3年契約が満了した大村直之外野手(31)が18日、ヤフードームで契約更改交渉に臨み、2000万円増となる年俸1億9000万円の単年契約でサインした。当初は複数年契約も検討されたが、ゼネラルマネジャー(GM)兼任の王貞治監督(67)の意向もあり、順当ならFA権を再取得する来季は単年契約となった。7年契約を結んだ松中信彦内野手(33)の2年連続不振などもあり、球団も複数年契約のリスクを再検討した模様だ。 思わず苦笑いを浮かべた。約1時間の交渉を終え記者会見に臨んだ大村の表情はさえない。2004年に近鉄からFA移籍し、3年契約を満了。複数年での再契約を希望したが球団側は頑として単年契約を譲らなかった。 「(サインは)一応しましたけど…。複数年は(球団側が)してくれなかった。王監督というか、ゼネラルマネジャー(GM)としての意向ということだから受け入れないと。気持ちを切り替えていきたい」。2000万円アップの年俸1億9000万円にも、大きなため息をついた。 GMを兼ねる王監督の“思い”が色濃く反映された。06年から7年契約を結んだ松中は、直後に成績が急降下。06年は19本塁打で76打点。今季も15本塁打で68打点と2年連続で不振を極め、V逸の主因となった。06年から3年契約の斉藤も今季は右肩筋疲労でわずか12試合の登板に終わり、6勝3敗と不本意なシーズンを送った。 もともと、王監督は「この世界は1年、1年が勝負だ」と、繰り返し述べるなど単年契約が持論。ここ数年の複数年契約選手の成績を見れば、その思いがさらに強まったとしても無理はない。大村も「確かに(複数年選手は)いい成績ではない。自分は3年間、ある程度はできたけど、今季はケガもあったし…」と無念の表情だ。 とはいえ、胸の内には単年契約への悔しさが募る。今季は背筋痛で8月から約1カ月間、2軍落ちしたものの、リーグ3位の打率・319をマーク。チームをけん引した自負がある。プロ14年間で積み上げた1669安打はチーム断トツ。2000安打も見えてきた。 「2000本? 近いところにきた。ホークスで達成? できれば…。この世界は先が分からんけどな。フリーエージェント(FA)もあるしな」。最近までホークスでの記録達成を誓っていたはずがトーンダウン。順調ならば来季中に取得する2度目のFA権行使までにおわせた。誰かのせいで実績を残した大村まで単年契約となってしまいました
FA取得の年に単年契約なんて・・・
ホークスに残って欲しいという誠意を見せるなら複数年ですよね!?
まだ年齢も若いですし、それでも実績も実力もある選手ですからね