打線の「柱」が決まらない。開幕前に松中が事実上の4番に決まっていた昨年までとは、事情が違う。「打順? 1年間固定できるのが理想だけど、いろんなバリエーションを考えてね」。厳しい表情で王監督がブチ上げたのは、ベテラン、若手に助っ人まで交えた4番争奪戦だった。 「4番も固定できればいいけど、現状ではなかなかね。来年はスタートする段階で、いくつもテストした状態になっているんじゃないかな」 主砲の松中は8月、4年ぶりに4番をはく奪された。小久保も代役として座ったが、来季は左手首のリハビリで開幕に間に合わないことが濃厚。ベテラン2人が不安を抱えている現状を踏まえ、王監督は新たな4番候補を探す構えを示した。 真っ先に名前を挙げたのは、来季3年目を迎える成長株だ。「松田が成長しているからね」。今年は終盤にブレークの兆しを見せ、秋季キャンプでも「目立っていた」と王監督をうならせた。さらに、新助っ人のレストビッチ。こちらも王監督が「長打力がある」と大きな期待を寄せる。キャンプ、オープン戦で結果を残せば、6年ぶりに開幕4番が入れ替わる可能性も大いにある。 もちろん、松中が大本命であることに変わりはない。「技術的には問題ない。この2年間は体調がよくなかったしね。みんなから期待されてできないのが、一番つらいんだ」。王監督は主砲の心境も察した上で、自力で「指定席」を奪い返すように促した。 今年の打線の看板だった「TMK」も、最後は松中3番、小久保4番、多村は6番。すでに杉本投手コーチが解体方針を明言している先発4本柱に続き、クリーンアップも再構築される。「いろいろ考えながらやっていきますよ」。生まれ変わる打線の柱となる男は誰か-。答えはまだ、王監督にも見えていない。先発4本柱に加え、打の松中・小久保に不安を抱えてスタートする2008年
今年の開幕前のような楽観的100勝なんていう話は当然出ないでしょうね
ただ、松中・小久保に年間通してフル稼働してもらうのには無理があるのかもしれませんね
打線を固定できるのは良い事ですが、無理に固定する必要はないと思います
レストビッチや松田も候補とありますが、その時調子の良い人を使って
打線を機能するようにして欲しいです
今年はさっぱりだったTMKに期待しますが、それ以上に他の選手に頑張ってもらいたいです