福岡ソフトバンクの杉内俊哉投手(27)が今月下旬予定の契約更改交渉で“貧打”査定を前面に出し、初の2億円突破を目指す。今季、チームトップの15勝を挙げたが、うち7勝は打線の援護が3点以内でマークしたもの。故障者が続出した先発陣のなかで12度も中5日で先発したことを含め、今季年俸1億2000万円から8000万円以上の大幅昇給を狙う。 苦闘したシーズンをキッチリと評価してもらう。今季、チームトップの15勝(6敗)をマークした杉内が訴えたのは“貧打”査定だった。 「更改? 楽しみですよ。今年は頑張ったと思うしね。援護が3点以内で7勝? その点はアピールできると思う。どう評価して頂けるのか、まずはじっくりと(球団側の)話を聞きます」。目標ラインは自身初の2億円突破。フル回転した今季を「バラ色」で締めくくる意気込みだ。 まさに粘り抜いた1年だった。先発した28試合のうち、5完投(3完封)で15勝をマーク。中でも、打線の援護が3点以内で7勝を挙げ、チームを支えた。同じ条件で、最多勝(17勝)に輝いた涌井(西武)はわずか3勝を挙げただけ。防御率1位(1・82)の成瀬(ロッテ)は6勝で、杉内はダルビッシュ(日本ハム)の7勝と並ぶ「粘投王」といっていい。 苦しい先発陣を支えた自負もある。今季はエース斉藤が右肩筋疲労で4月末に戦線を離脱。復帰後も中10日の変則ローテとなった。新垣も左脇腹痛で8月に2軍落ちするなど、先発4本柱が“崩壊”した。中6日が主流のなか、中5日での先発を12回もこなした。 「一発更改? 基本はそうですが…。みんな(来季の給料が)下がっているので」。これまで交渉した41人のうち、21人が減俸でサイン。2人が保留した。昨季は3000万円の大幅ダウンとなった杉内は、越年も覚悟して交渉に臨む。去年も今年も打線の援護があった試合は少ないですからね
杉内に限らず打線の影響で試合を落としたのもあります
そんな中でも立派な数字を残したのは評価対象だと思います
ホークスがどういう査定をするのか注目ですね~