19日の大学・社会人ドラフトで九州6大学野球の2人の選手がドラフト指名された。福岡大の白仁田寛和投手(22)と九州国際大の松山竜平外野手(22)だ。白仁田は1巡目で阪神に指名され、松山は4巡目で広島に指名された。 リーグを代表する2人の選手。今春のリーグ戦での2人の勝負は印象的だった。リーグ優勝の行方を決める2校の直接対決。初戦の先発は白仁田だった。最速147キロの速球で6回まで無安打に抑えていた白仁田の球を松山は打った。失策で出た走者がいたため、決勝タイムリーとなり、白仁田はシーズン初黒星を喫した。「失投ではなかった。打った相手が上」と白仁田は言っていた。完ぺきに投げた直球を松山が捕らえた。この敗戦からリーグ優勝の流れは九国大へ向かうことになる。 2人はお互いに認め合うライバルだ。「松山にはまっすぐを投げたくなるんですよね。打たれても次こそは抑えてやるって思うんです」。白仁田は松山に対しては特別闘志を燃やしていたという。対する松山も「自分のことをまっすぐで抑えたいと思って勝負してくれるのがうれしかった」と白仁田に一目置いていた。そして2人とも「対戦して自分を高めることができました」と言っていた。直球にめっぽう強い打者に大して変化球で逃げずに直球で挑む投手と、相手の最高の球を狙っていた打者。2人の勝負は見ごたえがあった。 ドラフト前に取材したとき「実は今度一緒にご飯食べに行くんですよ」と松山が教えてくれた。試合ではライバル校同士。ポジションも違うので接点はほとんどなかった。「友達になりたいと思ってるんです。白仁田っていいヤツだと思うんですよ」と松山は言っていた。マウンドと打席で白球を通して他人にはわからない2人のつながりが出来ているのかもしれない。同じ年に良いライバルに恵まれた2人はラッキーだったんじゃないかな。松山の話を聞いて思った。 2人の勝負はプロで第2ラウンドを迎える。「プロでは抑えます」と白仁田はリベンジを誓うと「プロでもお互いが成長し合ってやっていけたらいいですね。そしたらもっといい選手になっていくと思います」と松山も対戦を楽しみしていた。 甲子園で、広島市民球場で、2人の対戦が見られる日は遠くないかもしれない。プロの世界でもライバルとして友達として、2人がともに活躍してくれたらいいと思う。同じ九州6大学の投打のスター
お互いを意識し、切磋琢磨して成長してきたみたいです
そして、これからも・・・
同じセリーグの、因縁の阪神と広島ですから・・・
今後多くの対戦があると思いますが、真っ向勝負で球場を沸かせて欲しいです
こういうライバルがいるのは良いですね!