ソフトバンクが、19日の大学・社会人ドラフトで愛工大・長谷部康平投手(4年=杜若)を1巡目指名する方針を固めたことが12日、明らかになった。今ドラフトで人気が集中する長谷部、東洋大・大場翔太投手(4年=八千代松陰)慶大・加藤幹典投手(4年=川和)の3投手の中でも、ソフトバンクは長谷部、大場の2人を最高位にリストアップし、調査を続けてきた。球団内で協議を重ねた結果、先発としてはもちろん、中継ぎとしても評価の高い長谷部で一本化した。 ソフトバンクが1巡目で獲得を狙うのは、星野ジャパンのアジア予選最終候補メンバーに、アマ球界からただ1人選出された実力派左腕、長谷部だった。8月の代表合宿では自己最速152キロをマークし、プレ五輪ではストッパーとして、2試合で3回を投げて無失点に抑えた。日本代表の星野監督からは「プロの左のリリーフと比較してもそれと同等。それに値する」と評価すれば、王監督も「馬力なら大場だが、加藤も3連投したというしね。長谷部は中継ぎもできる」と中継ぎとしての適性を認める逸材だ。 今季、12球団トップの防御率をマークしたソフトバンク投手陣だが、来季への不安材料は山積している。斉藤和、杉内、和田、新垣の「先発4本柱」を誇るが、斉藤和は右肩の筋疲労、和田は左ひじの遊離軟骨除去手術を受け、杉内も股(こ)関節痛で日本代表候補を辞退、新垣は腰の違和感で秋季キャンプ途中参加、といずれも何らかの故障を抱える。また中継ぎ陣についても王監督は「右、左に関係なく、上積みしたい」と補強の必要性を説いているだけに、その両面で戦力として期待できる長谷部は、ドラフト候補の中でも貴重な存在だった。 すでに中日、日本ハムが1巡目指名の方針を固めており、抽選役は王監督に託す方針だ。外れ1位、3巡目以下の指名候補では、東京情報大・伊志嶺忠捕手(4年=沖縄・北谷)を最上位でリストアップ。そのほかでは、奈良産大・桑原謙太朗投手(4年=津田学園)近大・小瀬浩之外野手(4年=尽誠学園)、地元九州からは福岡大・白仁田寛和投手(4年=糸島)九国大・松山竜平外野手(4年=鹿屋中央)らの名前がリストに挙がっている。今年は外れ一位の指名も抽選ということなので、回避しなくてもいいというのもあるでしょうね
誰になるかは、当日にならないと分かりませんが
とにかく良い選手を指名出来れば良いなぁと思います