182センチ、72キロとまだまだ細身の体形ながらも、将来性を十分に感じさせる男だ。昨年、高校生ドラフト1巡目指名で入団したソフトバンク福田秀平内野手(18)。50メートル走6秒0、ベースランニングは1周14秒0の俊足を誇り、遠投も100メートルを超す強肩だ。高校通算38本塁打のパンチ力に加え、打撃センスも非常に高く、「ポスト川崎」との大きな期待を寄せられ、プロの世界に飛び込んだ。
 1年目の今季は、ウエスタン・リーグで37試合に出場。打率は1割3分5厘と振るわなかったが、広い守備範囲と瞬時の状況判断、数字に表れない“結果”を評価され、今秋の宮崎秋季キャンプはA組(1軍)に抜てきされた。目標選手に掲げる川崎は、北京五輪アジア最終予選の日本代表合宿で不在だが、松田、本多ら次代を担う選手と日々、ユニホームを泥だらけにして打球を追っている。
 「いい動きをしているよね。川崎の1年目と比べると、福田の方が断然(実力は)上だよ。まだ(A組で)預かって少ししかたってないけど、伸び率は当時の川崎よりもはるかに上」。2軍監督時代、入団当時から川崎を見てきた森脇内野守備走塁コーチは、今や球界を代表する遊撃手となった川崎を例えに、福田に期待を寄せた。
 今キャンプ、福田の課題は打・走・守すべてにおいての技術力アップだが、特に守備練習には多くの時間を割いている。特守は打撃練習を合間に挟み、1日2度も行うなど、森脇コーチから徹底した指導を受ける。「こんなに早く1軍の選手と練習をともにできると思ってなかった。今は毎日が勉強です。どんどん1軍選手の技術を盗んで、自分のものにしたい。無駄にはしたくない」。“川崎超え”の能力を秘めた18歳の挑戦は、スタートを切ったばかりだ。
高卒組は川崎以来出てこないですからね
何人か楽しみな選手はいますが、こういう記事を見ると期待は大きくなりますね
1軍の選手と一緒に練習するだけでも経験になるでしょうし
春でもA組に選ばれるように頑張って欲しいですね!