佑ちゃん撃ちの男に熱視線-。福岡ソフトバンクが19日に行われる大学・社会人ドラフトで、九州国際大の主砲・松山竜平外野手(4年=鹿屋中央)を指名候補に挙げていることが1日、分かった。今年6月の全日本大学野球選手権で早大・斎藤佑樹投手(1年=早実)を打ち崩し、今秋の九州六大学リーグで首位打者にも輝いたスラッガーはこの日、九州六大学野球連盟にプロ野球志望届を提出。ホークスは周辺調査を続けながら、リストアップ作業を進めていく。

 地元九州が生んだ左のスラッガー。今をときめく右腕も完ぺきに打ち崩した。即戦力のバットを誇る松山に王ホークスが熱視線を注ぐのも当然だった。ドラフト本番に向け、リストアップ作業はこれから詰めの段階に突入していくが、指名候補の1人として今後も徹底マークを続けていくことが明らかになった。

 九国大では1年から4番に座り、以後数々のタイトルを獲得。今秋のリーグ戦では打率4割6分2厘で首位打者にも輝いた。4年間の通算122安打は九州六大学野球リーグの新記録(2001年以降)。小川一夫スカウト担当部長も「パンチ力があって、広角にも打てる。打撃に関してはかなり高いレベルにある」と認める逸材だ。

 そんな松山が一躍全国区になったのは今年6月の全日本大学野球選手権だった。2回戦で早大に惜敗したものの、斎藤から東京ドームの左中間フェンスを直撃する二塁打。ストレートを完ぺきに打ち返した打棒に、プロのスカウト陣は色めき立った。その斎藤は秋季リーグで1年ながら2冠(最多勝、防御率)とベストナインを獲得。松山の評価をさらに高めた。

 「野球は投手力」との王監督の持論もあり、1巡目は複数球団による競合も覚悟の上で即戦力投手を指名する方針。ただ、現在のレギュラー外野手(大村、多村、柴原)は全員30歳代でもあることから、投手や捕手だけでなく外野手も補強ポイントの1つとなっている。「九州に1つの球団としてホークスのカラーを失ってもいけない」とGMも兼任する王監督は地元優先主義も示唆しており、松山は補強指針にも合致する。

 「指名してもらえる球団があればどこでもいきたいです。持ち味の打撃と肩を生かしたい」。松山はこの日プロ志望届を提出し、12球団OKの姿勢。現時点ではホークスのほかにもオリックスや広島など複数球団が獲得の意向を持っているといわれ、左の強打者を巡る争奪戦から目が離せなくなった。
実際に見ていないので個人的な意見は書けません
その辺りはきさドンさんに聞いて下さい(笑)
でも、俺が持ってる本に載ってる松山の評価は高いです
即戦力のパワーヒッターですが、広角にも打てるみたいです
上級生になってから外で勝負されるのが増えた事で
外の球を逆方向へ打つ意識もあるため、数字も残せるのだと思います
しかも、右に左にセンターに放り込める力があるようです
体も強く、今すぐにでもプロの練習について行けるほどで
体が大きいので足が遅いと思われがちですが、100mを12秒半ばで走り
肩も鉄砲肩でランナーの進塁意欲をそぐほどだということです