実は「通訳兼任」捕手やねん!? オリックスから新加入の的山哲也捕手(37)がキャンプ休日の31日、我流英会話の特技を明かした。日常会話というより野球に特化したもので、近鉄、オリックス時代も外国人選手と通訳を介さずに意思疎通を図ってきたという。ホークスは7勝を挙げたスタンドリッジら外国人投手3人を抱えるだけに、グラウンド内外で的山の英語能力が発揮されそうだ。 大阪から来た正捕手候補は、何と「兼任捕手」だった。「日常会話の英語はよくしゃべれないけど、野球の話なら…」。リーグ随一とも評される、捕球から送球までの速さだけではない。的山が武骨な外見とは裏腹? なスキルを明かした。 単語帳でも英会話教室でもなく、プロ14年のキャリアで体当たりの独学を重ねた。捕手というポジション上、投手との意思疎通は不可欠。古巣で主力としての地位を固める過程で分かったことは、対話の重要性だった。「通訳の方に助けてもらってもいいけど、微妙にニュアンスが違ったりする。やっぱり直接話した方がいい」。日本語でいう「詰まる」「引っかける」など、感覚的要素は実際に話して初めて正確に理解できるという。 なにわのトークマニュアルがある。「方言で興味を持ってもらうんですよね。大阪やったから『なんでやねん』とか話し掛けると、今度は向こうの方言やスラングを教えてくれる。そのうち、何とかなるもんですよ」。かつての同僚JP(現巨人パウエル)、ガルシアらを頻繁に食事に誘い、通訳なしで飲み、語るなど“実績”は十分だ。 コリンズ監督体制下では首脳陣が外国人選手と直接やり取り。その内容をチーム通訳が日本人選手に伝えるスタイルで“出場機会”は減ったが、その舌は健在だ。「3人とも残るんですよね? 」と帰国中のスタンドリッジ、ニコースキー、ガトームソンの残留方針も確認済み。「まあ僕の出番はないですよ」と笑ったベテランだが、その目は「ジョークやで」と言わんばかりに、意欲に満ちていた。さすがベテランって感じですね
同じ日本人同士でも意思の疎通は必要ですし、言葉の通じない外国投手となると
なおさら、コミュニケーションは必要でしょうね
キャッチャーが英語を話せるとなると、外国投手陣の信頼も得られるかもしれませんね