言葉の端々に期待がにじんだ。主力不在の秋季キャンプで、3年目の中西が初日から王監督の目に留まった。「もともと捕手だったから肩も強いし、打撃も伸びているね」。進化を遂げる成長株が存在感を放った。 持ち味の打撃力を生かすため、今季途中から外野に転向。「育成プラン」の第1弾はスローイング矯正だった。森脇内野守備走塁コーチとともにサブグラウンドで約2時間、三塁の定位置付近でゴロ捕球→送球を延々と繰り返した。 森脇コーチは「以前からスローイングに課題があった。どのポジションでも大事なプレーだし、このキャンプでは継続して練習してもらう」と説明。メーン球場からわざわざ足を運んだ王監督は「何でもいいから試合に出るチャンスをつかむんだ」と直接、中西に声をかけた。 若い力の台頭が求められる来シーズン。王監督は期待を寄せる若手を列挙して「第2次黄金時代」の到来を望んだ。「松田、小斉、中西…。彼らは小久保、松中、城島、井口たち以来の黄金期をつくれる連中だよ」。生え抜きの逸材によって、新たな常勝軍団を形成する構想を掲げた。 「監督が注目してくれるのは、すごくうれしい。期待に応えられるように頑張りたい」。プロ3年間で1軍出場なし。王監督の熱視線を浴びて迎える4年目の来季、満を持して勝負をかけるつもりだ。若手は監督から声を掛けられるだけで嬉しいでしょうね
でも、それだけ期待されているという事だと思うので
しっかり練習して、監督の期待に応えて欲しいです