今秋の高校生ドラフトで福岡ソフトバンクに3巡目指名された中村晃内野手(17=帝京)が22日、東京都内で仮契約を結んだ。契約金5000万円、年俸600万円。背番号は未定。プロでの目標に「3割・30発・30盗塁」を掲げている中村は早速、西武時代の1989年に「トリプルスリー」を達成した秋山幸二総合コーチ(45)に“弟子入り”を志願した。 (金額は推定) プロへの第一歩を踏み出した中村が脳裏に描いたイメージは、紛れもなく秋山コーチだった。「現役で活躍されている姿を何回も見たことがあります。本当にすごい人だと思いました」 今でも目に焼きついているのは走攻守の3拍子がそろった秋山コーチの姿だ。埼玉県の実家近くの西武球場(現グッドウィルドーム)でホークス戦をたびたび観戦。「打撃と足をアピールしたい」という中村にとって、これ以上の目標はない。 さらに、高校通算60発の長打力と50メートルを6・1秒で走るスピードを生かすため、プロでは一塁手ではなく、外野手として入団する予定。この点でも高校からプロ入りし、三塁手から外野にコンバートされた秋山コーチの経歴とも重なるといっていい。 既に赤色の外野手用グラブも発注し、近日中に届いたばかりの木製バットで打撃練習も行う計画だ。まずは、できる限りの準備を整え、来年2月の宮崎春季キャンプで「秋山道場」の門をたたくつもりだ。最近ホークスがドラフトで獲ってきた走攻守揃った選手とはタイプが違いますが
トリプルスリーを目指す中村
素質はあるので、しっかり育てて欲しいです