小久保さん、勝負です-。松田宣浩内野手(23)が14日、来季の三塁定位置取りを宣言した。フェニックスリーグ・ロッテ戦(アイビー)で2本塁打を含む3安打5打点と大暴れ。同リーグに合流した前日の13日と合わせ、2試合で打率・571と快音を連発している。プロ2年目の今季は自己最多の76試合に出場。左肋骨(ろっこつ)骨折で離脱した小久保裕紀内野手(36)の穴を埋めて三塁を務めたが、来季は「代役」を返上し、実力でポジションを奪う意欲を示した。

 強い決意を打球に乗せた。来季でプロ3年目を迎える松田が、偉大な先輩に負けじと豪快な打撃を披露した。「来年は、本当に勝負の年。そのために、ここでプレーしています」。手応えを深めた今シーズンを振り返る間もなく、実戦でバットを振り込む。

 2試合連続して「4番三塁」で先発し、第2打席の左前打を皮切りに豪打爆発。5回1死二塁。カウント1-2から黒滝のカーブをすくい上げ、左中間スタンドへ。フェニックスリーグ1号となる2ランを放つと、7回2死三塁では末永の134キロ直球をたたき、左翼席最深部へと運ぶ2打席連続弾を放った。

 「カーブと直球を、うまく打てました。シーズン終盤の調子の良さが継続できています。疲れもまったくありません」。5月30日のウエスタン・リーグ広島戦(雁の巣)以来のマルチ本塁打で、17安打9得点で快勝したチームを引っ張った。

 小久保の加入で、今季はオフの間から三塁だけでなく、一塁手も視野に入れて出番をうかがった。小久保が故障で離脱した間は、三塁の「暫定レギュラー」に定着。8戦4発とアーチを量産し、存在感を示した。

 来季はスタートから三塁の定位置を目指して勝負をかける。「三塁にはこだわりがあるし、自信を持って臨みたい。同じ挑戦でも、今年と来年では自分の手応えも違う」。シーズンで手にした自信を胸に言い切った。

 今季は、中学時代に滋賀県内の同じ地区でプレーし、ウエスタン・リーグで何度も対戦した桜井(阪神)が大ブレーク。今江(ロッテ)、栗山、中村(ともに西武)ら同学年のライバルたちは活躍の場を広げた。「彼らのことは意識しているし、自分も負けたくない」。1軍に、三塁に不動の地位を刻み付けるまで、背番号5が満足することはない。
来年は小久保・松中もレギュラーを確約されていない状態でキャンプが始まると思います
怪我の影響もありましたが、2人とも満足の行くシーズンではないと思います
名前で打てる状態では無くなったので、来年は若手の下克上を期待したいです
その一番手は松田だと思います
実力で3塁のレギュラーを奪い取って欲しいですね