福岡ソフトバンクが11月19日に開かれる大学・社会人ドラフトで、東京情報大の伊志嶺忠捕手(4年=沖縄・北谷)を上位候補としてリストアップしていることが13日、明らかになった。来季5年ぶりとなるV奪回に向け、捕手部門の強化は最重要テーマ。球団では現有戦力の底上げと並行して、補強も急務と判断。大学球界屈指の強肩強打を誇る「阿部2世」に、白羽の矢を立てた。

 王ホークスの再建には欠かせない捕手補強。その目玉として、上位指名候補選手にリストアップされているのが伊志嶺だ。巨人の阿部と同じく右投げ左打ちの強肩強打。一本足打法からのパワーあふれる打撃は、アマ球界ナンバーワン捕手の高い評価を受けている。

 レギュラーシーズンは2年連続の3位に甘んじ、ポストシーズンも4年連続で日本シリーズ進出を逃した。あらためてクローズアップされたのが正捕手不在だ。王監督は「うちに足りないものを入れないといけない」と、補強に積極的な姿勢を見せており、慎重に伊志嶺の調査を進めている。

 東京情報大では1年春から「4番・捕手」として活躍し、大学通算13本塁打をマーク。3年生だった昨秋は千葉県大学リーグの3冠王を獲得した。今春に右手有こう骨を骨折し8月末に手術を受けたが、すでに完治。今月20日の千葉経大戦から戦列復帰する見通しだ。

 今季のホークスは的場、田上、山崎らが代わる代わる起用されたものの、レギュラーマスクを射止めるまでには至らなかった。城島(現・マリナーズ)が抜けて2年。いまだに「ポスト城島」は決まらず、春季キャンプの時点では正捕手候補の1人に挙げられていたルーキー高谷も故障などで活躍できなかった。

 捕手強化は、現有戦力の底上げと補強の二本立てになる。宮崎でのフェニックスリーグに的場、田上、山崎を派遣する一方、トレードや新人補強に乗り出す構えだ。伊志嶺にはオリックスも関心を寄せているが、沖縄出身の逸材は、王監督が「九州に一つの球団としてホークスカラーを失ってもいけない」と唱える補強指針にも合致する。

 現時点では、大学通算31勝右腕の大場翔太投手(東洋大)、北京五輪日本代表候補にも選出された152キロ左腕の長谷部康平投手(愛知工大)、地元九州が生んだ148キロ右腕の白仁田寛和投手(福岡大)らを1巡目候補としてリストアップしているもようで、他球団の動向を見極めながらドラフト戦略を練る。
今年も捕手を獲りに行くだろうと、ERUちゃんのところで書いた気がするのですが・・・
冗談半分だったのですが、本当に指名の可能性があるとは思いませんでした
そこで、この捕手はどういう選手なのか調べたのですが、内容が多いので次の記事で・・・