ソフトバンクが奇跡の逆転Vへ向け、先発ローテーションのシフトチェンジを行った。26日から地元福岡ヤフードームで試練の5連戦を控えるが、ジェイソン・スタンドリッジ投手(28)と和田毅投手(26)の登板順入れ替えを決定。スタンドリッジが5連戦の先陣を切り、27日からのロッテ2連戦に和田、杉内の両左腕をぶつけることになった。残り8試合で、首位日本ハムとは2・5ゲーム差。3位ロッテとも1・5ゲームしか離れておらず、全力で全勝を狙う。
 王ホークスには「頂点」しか見えていない。残り8試合。首位日本ハムとは2・5ゲーム差と厳しい状況に変わりはないが、可能性のある限りは最後まで全力を尽くす。そんな思いの表れだろう。ここに来て、先発ローテーションの一部シフトチェンジを敢行した。
 まずは26日のオリックス戦。順番通りに回せば中7日で和田が先発予定だったが、スタンドリッジの先発が決定。前回19日のロッテ戦(千葉マリン)では来日初黒星を喫したものの、今季のオリックス戦登板は2試合で1勝0敗、防御率0・00の好相性を誇る。王監督から「勝ち運というか、そういうものを持っている」と評価を受ける助っ人右腕が、大事な5連戦初戦でチームに“勝ち運”を付けたいところだ。
 スタンドリッジと入れ替わる形で、和田は27日のロッテ戦に回ることになった。杉本投手コーチは「この5連戦は非常に大事。上だけを見るのではなく、下も見て戦わないといけない。ロッテ潰し? そうとらえてもらっていい」と今回の先発陣シフトチェンジの理由を説明した。28日のロッテ戦には杉内が先発予定で、ダブル左腕で眼下の敵を蹴落とす腹積もりだ。
 29日からの楽天2連戦初戦にはルーキー大隣の先発が予想され、5連戦最終戦は中5日で新垣が先発濃厚だ。また、23日の日本ハム戦で今季6勝目を挙げた斉藤和は、これまでのような登板後の登録抹消はしない方針も決定。杉本コーチは「今後の状況次第では、これに勝てば(優勝)という試合も可能性として残っている。そうなれば先発もある」と“優勝限定要員”として控えさせるようだ。
 王監督は「136試合やった結果が今の位置。ウチは追う立場だから、とにかく勝たなきゃいけない。目の前の8試合に集中するしかない」と前を見据えた。目指すは優勝のみ。王ホークスが奇跡の逆転優勝へ、ラストスパートをかける。
日ハムとのゲーム差もギリギリですが、可能性がゼロでない限り
優勝を目指すのは当然ですが、ロッテも気になりますからね
ゲーム差は開いているものの、下位チームも侮れないので
どのチームも油断は出来ない状況だと思います
泣いても笑っても残り8試合・・・
全力プレーを見たいですね!