左腕ニコースキーが持ち歩く練習用グラブには「KAZUMI」と、ひときわ目立つピンク色の刺しゅうがある。もちろん、左利き用だ。 “投球禁止”中も斉藤和は投げていた。首脳陣に再調整を申し入れ、精密検査の結果により11日間のノースロー調整を続けていた5月上旬。経過報告で本拠地を訪れた際も「早く投げたい」ともらしていたエースは、発注した左用グラブをはめ、左手でキャッチボールをしていた。投球解禁の日のため、体のバランスを整える目的だった。 右での投球再開後は、親指剥離(はくり)骨折のため右手で投げられない仲沢に渡した。全快した仲沢は丁寧に型付けして返還。次は昇格間際のニコースキーと互いの浮上を誓い合い、練習用グラブと交換した。 「24時間、試合で投げることだけを考えている」。その思いが詰まった左用グラブの内側に刻まれているのは、座右の銘「感謝」。一つのグラブが輪となって、チームの輪郭を形作っている。和巳の想いが詰まった左用のグラブ
ニコースキーの元から次は誰に渡されるのか・・・
仲沢・ニコースキーと共に和巳の復調が
ホークス優勝の鍵だと思いますが、和巳はいるだけで違う!!
その一端を垣間見た記事だと思います