ソフトバンク王貞治監督(67)が23日、逆転優勝への起爆剤として、クリーンアップを組む小久保、松中、多村の「TMK」砲に、シーズン「100本塁打」を再指令した。前半戦86試合で3選手の本塁打数は、小久保20本、松中12本、多村が10本、と合計42発。「やっぱり物足りないな。前半戦で60本は打っておかないとね。去年は90本減ったわけだから、3人で100本はね」。後半戦残り58試合。単純計算でTMK砲の誰かが毎試合、1本塁打を放つ。後半戦開幕を翌日に控え、王監督が厳しいノルマを3選手に課した。 王監督は主軸の復調が逆転優勝のカギを握る、と見ている。「1、2番は出塁して、機能している。それをかえすポイントゲッターがね。やっぱり中軸がしっかりしないと」。シーズン1位通過を逃し、3位に終わった昨季、チーム本塁打数はリーグ5位の82本に終わった。05年の172本からマイナス90本という激減ぶり。当然、得点も05年の658から553に落ち込んだ。「去年の日本ハムもそうだし、その前のロッテもそう。やはり後半の8、9月に強いチームがペナントを制している。ここからが本当の勝負」。王監督は開幕前から終盤勝負をにらむだけに、残り58試合での攻撃力アップを重要視しているようだ。 小久保は01年に44本、松中は05年に46本、多村は04年に40本、といずれも40本塁打のキャリアを誇る。「打線は無いものねだりじゃない。もともと、打てる力は持っているわけだから」と王監督の100発指令も、3選手の能力を認めているからこそだ。後半戦開幕投手は、右肩の筋疲労から復帰2戦目となるエース斉藤和が務める。「後半戦の戦力はそろった。中身がどうか」。王監督が抱く一抹の不安は、TMKのバットで打ち砕く。前半戦は怪我をして、出場数も少ない事もあってHRの数は物足りないですが
大事なシーズン終盤、1発で流れを変える事も出来るので
特にこの3人にはHRだけでなく、打点も期待したいですね
特に松中には前半の分も頑張ってもらわないと・・・