久々の“儀式”を楽しんだ。ベンチで勝利を見届けると、ナインとハイタッチを繰り返す。7回を5安打2失点。40日ぶりの今季3勝目に、ガトームソンはホッと胸をなで下ろした。「しばらく勝っていなかったから気分はいい。古巣相手に変な感じだったし、最初は緊張もしたけど、とにかく勝ててよかった」

 昨季まで2年間在籍したヤクルトとの初対戦。初回、先頭の青木に投手強襲の内野安打を許したが、続く田中浩を二ゴロ併殺。ひと息ついた直後にラミレスに中前二塁打を許した。「お互いによく知っているけど、ガイエルだけは知らなかった」。要警戒した新助っ人に、高めに浮いた147キロの直球を中堅右に運ばれた。先制2ラン。だが、この一発で目覚めた。

 2回以降は粘りの投球をみせた。7回まで3度、得点圏に走者を背負ったがホームを踏ませない。「本当は内角攻めするつもりだったけど、スライダーがよかったから」。試合途中で配球も変更した。MAX150キロの直球に、切れのいいスライダーを織り交ぜた114球で抑え込んだ。

 5月5日の西武戦での2勝目から5試合連続で勝ち星から遠ざかった。「調子は悪くない。でも、フラストレーションがたまるよ」とぼやいたこともあった。自らに言い聞かせたのは「我慢」の2文字。何度も修羅場をくぐり抜けた米時代の経験から「こういうときは調整の仕方を変えたくなるけど、変えちゃ
いけない」。登板2日前のブルペン入りなど、同じ調整法を踏襲した。
最近は打線の援護が少なく、好投しても負け投手となる事もありました
昨日も決して十分な援護があったわけではないですが
初回の2ランだけで抑えた事で、味方が逆転してくれたのだと思います
この1勝で次回登板も自信を持って挑めると思うので期待しましょう!!