TK砲に「おんぶに抱っこ」じゃいられない。松中のバットがようやく快音を取り戻した。「監督が強引に行け、と言ってくれたからね」。6試合ぶりの豪快アーチで、接戦に幕を下ろした。 5回2死一、三塁。伊藤の初球、140キロ直球を振り抜き、右翼席に9号3ランを突き刺した。「少し詰まっていたけど、初球を積極的に打ちにいけたのがよかった」。札幌ドームでは05年4月27日の日本ハム戦以来の一撃。一挙5得点のビッグイニングを呼び起こし、敵の戦意を喪失させた。 8日からの日本ハム戦は2試合連続無安打。寒気で湿ったバットにあわせ、悩みは増幅していた。試合前にはミラールームの扉を閉め切ってスイングを確認。守備練習中もグラブを抱えながら、フォームをチェックした。左邪飛で凡退した4回1死一、二塁では打席の中でフォームを確かめながら首をかしげ、100キロ超の巨体から発する威圧感は消えていた。それでも第3打席では、王監督に「結果を恐れず思い切って行け」と背中をたたかれ、25打席ぶりのアーチを放り込んだ。 「本塁打は詰まっていたし、4打席目も凡退。状態はまだまだですよ」。この日の1本を加えても・259という打率は、昨季の首位打者にはふさわしくない。今カードは前後を打つTK砲のバットが勝利をもたらしたが、次は2人に負けない存在感を示す番だ。昨日のHRは完璧な当たりでしたが
その他の打席での内容は良く無かったので
今日からのロッテ戦を見ない事には復調したのかは分かりませんが
楽観視は出来ないと思います