選手サロンでヒーローを待ち受けたインタビューの輪に、照れ笑いでやってきた。「2三振のボクでいいんですか? 」。白い歯をこぼしながらの第一声。報道陣から笑いが沸き起こった。開幕4連勝の涌井KO劇を、5年目の森本が一振りで一気にクライマックスへ持っていった。 2点を追いかける5回無死一、三塁。涌井のチェンジアップをとらえた打球が右中間を突き抜けた。「直球を待って少し高く来たボールを、うまくためて打てました」。決して俊足ではないブキャナンが一塁からホームに突っ込めるだけの深い打球で三塁まで激走。プロ初の三塁打になった。 右手中指を骨折した川崎に代わり、11日に1軍昇格。昨季は自己最多の93試合に出場したが、主な仕事は守備固めだった。「まずは守備。それがベース」。そのスタンスを守りながら、出番を待った。24日の西武戦(熊本・藤崎台)は「9番遊撃」で今季2度目の先発出場が決まっていたが、雨天中止。この日は「きょうは先発だろうか」とソワソワしたが、王監督の選択は同じだった。 雨の藤崎台のベンチで、王監督が「オレだって打ち損じは多かったし、毎回毎回は打てないよ」とつぶやいた。通算868本塁打を放った「世界の王」の一言。「監督とも少しは一緒なんだ、と思って楽になりました」。意外な“共通点”を発見したことで、リラックスして打席に向かえた。 右投手でも先発起用された試合で強烈にアピール。プロ初のお立ち台に立ち、「いや、もう、最高です」と声を張り上げた。内野手には年下が圧倒的に多い29歳。秋山総合コーチは活を入れるのを忘れない。「川崎が戻ってくるまでなんて言わず、戻ってきてもポジションを譲らない、くらいの気持ちでやればいいんだ」。競争がチームにさらに厚みを増す。現段階ではショートは森本だと思います
本間は・・・だし、稲嶺も・・・
だから森本っていうわけではなく、森本が良いって感じですね
初立ち台でさらにヤル気も出て、これからもやってくれるでしょう!!