連敗にあえいだソフトバンクにとっては、白星という「良薬」を得るために必死の戦いだった。初回に飛び出した小久保の3ランは前回の対戦でやられていたダルビッシュのシュート系のボールを見事に運んだ。この一打は大いに称賛されるのだが、その後の打線はあまりにも淡泊に見えた。確かに好投手からそうそう打てるわけはない。だが、今のホークス打線は自ら簡単に凡打しているように感じる。6試合連続2ケタ三振を喫してしまったのも、それを象徴している。

 故障者も続出し、確かにチーム状況が良くない。だから20日はベンチワークも徹底して勝利を追求した。1失点の先発神内を6回降板させ、残り3イニングを残して柳瀬を投入したのも3連敗中だっただけにやむを得ないと思う。

 連敗は止まったが、チーム状態の好転はまだこの日の試合では見られない。打線は10三振を喫したが、そのうちボールになる球を振って三振したのが半数以上あった。この1勝を契機に基本をしっかり思い出してほしい。打者はストライク、ボールをしっかり見極めることだろう。白星をいかに「良薬」とするか-。選手それぞれが、しっかりと考えてもらいたい。(日刊スポーツ評論家 稲尾和久氏)
結果を恐れてバットを振らなければ、簡単に追い込まれます
最近のホークス打線を相手にする他球団の投手はストライク先行
そうなれば、野手もリズム良く守れます

逆にホークス投手陣はボール球が多い
打たれないようにとコースを攻めるのはわかりますが
球数が多く、ストライクが取れないと野手のリズムも悪くなりエラーも出てしまう

追い込まれれば三振の可能性も高くなります
最近6試合の2ケタ三振は、まさに現状を表してると思います
「塁に出なければ」「チャンスを潰さないように」と思う前に
ストライクのボールを振って欲しいです
初球ストライクを振る事で相手バッテリーもボール球から入らざるを得ない時もあります
そうなれば、バッターに取っては有利なカウントで勝負出来る可能性も高くなります

甘い初球のストライクを見逃して、難しい球を打つよりは
1球でアウトになっても良いからストライクは振って欲しいです
きっと、もっと球数を投げさせろとか言う人もいると思いますが
今は難しく考えるより、ストライクの球を振る事が
元気の無い打線には必要だと思います
監督・コーチからそういう指示を出して欲しいです