バッテリーは早々に決断を迫られた。初回を終え「直球を見せ球にして、変化球勝負にした」と的場。108球中、直球はウエストも含め28球。比率は前回ですら4割未満だったのが、今回は3割を切った。すべて変化球で毎回の8三振を奪い、6回まで無失点に抑えたが、2試合続けて6回以内で退くのも昨年は1度もなかったことだ。 最速は前回ロッテ戦と同じ146キロで、大半が130キロ台後半。4回1死一、二塁からの2者連続空振り三振の計14球に直球は1球もなかった。斉藤和本人も「良くなかった」と否定形でしかくくれないストレート。的場は「ごまかしの投球になった」と苦しいリードを振り返る。「直球があってこそ変化球が生きてくる」。今さら分かりきった道理が口を突いた。 開幕2試合の不調を受けて関東遠征中のチームを離れ、3日から福岡で独自調整を敢行した斉藤和。万全を期したはずの3戦目の内容に、王監督も「本人は何ともないと言ってるんだけどな。球の勢いが和巳らしくない。130キロ台だろ」と首をかしげる。「投げるうちに修正? そうだね。そういう能力を持っているから」と当面は経過を見守る構えだ。 だが、今後の状況次第では、ローテから外しての再調整も検討せざるを得ないのが現実だ。杉本投手コーチは「今すぐ着手することはないが、そういうことを考える時期があるかもしれない」と口にする一方で「こういう時期もやむを得ない。今年だけで終わるわけじゃないんだから、試練として乗り越えていかないと」と発破をかける。 降板後もベンチから声を上げて味方を鼓舞し、最後の打者本多が倒れるまで身を乗り出してグラウンドを直視したエースは、毅然と「周りの人がどう思っているかは分からないが、やることは変わらない」と言い切った。その闘志が、眠った本領を揺り起こすのを待つしかない。昨日、今シーズン初めて和巳の投球を見ました
簡単に言えば軽い衝撃を受けました
これほどまでに状態が悪いというか、内容の悪い和巳を見た事が無かったですから・・・
ローテーを外しての調整、あるかもしれないですね
しかし、それはホークスにとっても他球団にとっても
影響する事なので、出来る限りは投げながら調整してもらいたいですね
その為にも打線の奮起が必要です
去年はほとんどの試合で和巳に助けてもらいました
調子の悪い今年は打線が和巳を助ける番ですね