ソフトバンクが予想外の? ストロング野球でロッテをねじ伏せた。7番指名打者の新外国人選手、ブライアン・ブキャナン内野手(33=独立リーグセインツ)が、2打席連続本塁打で6打点をマークした。初回2死満塁から左越え本塁打を放ち、来日初アーチをグランドスラムで飾るパ・リーグ14人目の快挙を達成。4回の第2打席でも左越え2ランを放った。開幕戦で乱調だったエース斉藤和も、6回2失点ながら大量援護に守られ、楽々の今季初勝利。チームは再び単独首位に立った。 かつて、メジャーで4番打者を務めた肩書に偽りはなかった。来日22打席目。7番指名打者のブキャナンが、ついに打った。初回。1点を先制し、なお2死満塁。ロッテ久保の144キロの直球だった。「夢を見ているような気持ちだ。本当にうれしい。最高に興奮しているよ」。194センチ、104キロの巨体で、ジャストミートすれば、打球は飛ぶ。左翼席に飛び込む前に、三塁側ベンチは沸き上がった。 来日初本塁打を満塁弾で決めたのは、パ・リーグ14人目の快挙だった。ホークスでは王監督1年目の95年にケビン・ミッチェルが放って以来、12年ぶりのことだ。メジャー通算220本塁打、年俸4億円で華々しく来日したミッチェル。一方のブキャナンは昨年5月にレッズから契約解除された後、独立リーグでプレーし、年俸5000万円で日本球界に活路を見いだした苦労人だった。 ブキャナンもメジャー通算32本塁打、01年には69試合で10本塁打を放った実績を誇る。だが、ソフトバンクでは影が薄い。もう1人の新外国人選手、アダムとともにキャンプ2軍スタートも検討された。紅白戦では2試合で6打数4三振も記録。「30本も40本も期待していない」と王監督も決して過大評価をしてこなかった。アダムとの競争では生き残ったが、クリーンアップはもちろん、それに次ぐ6番打者の座も柴原に譲った。それでも、外国人特有のプライドは、決して表に出さなかった。 福岡ヤフードームの選手サロンでは、ご飯にペッパーソースをかけて食べるアダムとともに、日本の文化に慣れようと、はしでカレーライスを食べるブキャナンのスタイルが話題になった。ファンサービスでスタンドに投げ込むサインボールも以前の英語から、たどたどしい片仮名に変えた。あのミッチェルが日本になじめず、トラブル続きでシーズン途中で帰国したのとは対照的。渉外部門の責任者である竹内COOは「外国人の獲得調査で今年は人間性も重視した」と話した。 4回の第2打席では同じカウント2-3から今度は114キロのスライダーを狙い打ちした。「前は直球だったので、今度はスライダーだと予想できた」。日本野球への順応ぶりを示す、2打席連発の2ラン。この一打にベンチでは笑いが起きるほど、チームメートも驚いた。「今日はブキャナンさまさまだな。連敗はしたくなかったからね」。王監督も試合後、その名前を真っ先に口にした。多村、松中、小久保の「TMK砲」にB砲が控えることで、相手投手への重圧はさらに増す。「固定するのはまだだけどね」と王監督。ストロング打線の鍵を握るのは、恐怖の7番打者かもしれない。【中村泰三】 ◆来日初アーチが満塁弾 ソフトバンク・ブキャナンがロッテ2回戦(千葉)の1回に来日初となる満塁本塁打をマーク。パ・リーグでは、05年3月27日、ロッテのパスクチが楽天戦(千葉)で放って以来、14人目。ホークスでは、94年4月9日のオリックスとの開幕戦(GS神戸)でのトラックスラー、95年4月1日西武との開幕戦(西武)でのミッチェルに次いで3人目。昨日は見事な活躍でチームと和巳に勝利をくれたブキャナン
日本に馴染もうと努力してる事は嬉しいですが
はしでカレーは・・・日本人でも食べない(笑)
それと来日初アーチが満塁HRでしたが
俺はすぐに2人の名前を思い出しました
そう・・・トラックスラーとミッチェル
トラックスラーはそこそこの活躍と、その風貌からも愛されてましたが
暴れん坊ミッチェルの加入で解雇・・・
そのミッチェルは問題児だっただけに
初アーチが満塁HRというのは、なんだか素直に喜べませんでした(笑)
今の若い子は知らないんだろうなぁ・・・(爆)
俺はすぐに2人の名前を思い出しました
そう・・・トラックスラーとミッチェル
トラックスラーはそこそこの活躍と、その風貌からも愛されてましたが
暴れん坊ミッチェルの加入で解雇・・・
そのミッチェルは問題児だっただけに
初アーチが満塁HRというのは、なんだか素直に喜べませんでした(笑)
今の若い子は知らないんだろうなぁ・・・(爆)