パ・リーグ公式戦が24日に開幕する。昨季途中、病気で離脱したソフトバンク・王貞治監督(66)にとっては、オリックスとの開幕戦(ヤフードーム)が、昨年7月5日の西武戦以来の公式戦。胃全摘出手術を克服して迎える特別なシーズンを「例年より違った感じ」と話した王監督。日本一奪回への決意を示し、“シーズン完走”を誓った。 いつもとは違う。特別な思いで臨むシーズンへ、これまで以上の鼓動の高鳴りが王監督の胸を打つ。「チームのことは3年間(日本一から)離れているし、去年は体のこともあったから新たな気持ちで祈りましたよ」。ヤフードーム外にある「鷹観音」で必勝祈願した。 不安視される体調面に関しては、日ごとに自信を深めている。「ペナントを乗り切れると思っています。ユニホームを着て、みんなと動いてみて(体調が)余計によくなった」。現場復帰した2月1日の春季キャンプから、グラウンドに立ち続けてきた。 優勝の筆頭候補。「選挙と一緒で前評判が少し悪い方がいいんだけどね」と冗談交じりに話しながらも、「とにかくやるしかないんだ」と表情を引き締める。22日の決起集会では選手にゲキを飛ばすと同時に、絆(きずな)を深め合った。帰宅後は目覚まし時計をセットせずに就寝。それでも気持ちの高ぶりで目がさめた。この日もグラウンドで選手に鋭い視線を放ち続けた。 迷いはない。「3月24日の開幕から白星スタートで勢いに乗っていきたい。いい状態で開幕を迎えられて、ファンも今まで以上の熱烈な歓迎をしてくれると思う」。支えてきてくれた人と喜びを分かち合うために、体を張って臨む覚悟。決意を込めた07年シーズンの幕が上がる。今年の王監督を見ていると、去年に病気をした事を忘れてしまうぐらい元気です
やっぱり野球が好きだから、野球にたずさわってる方が元気になるんでしょうね
今年こそ王監督の胴上げを見たいですね!