ソフトバンク王貞治監督(66)が、第6の先発を狙う高橋秀聡投手(24)に温情の「追試」を課した。高橋秀はロッテ戦に先発し、5回3失点。今日1日の中日戦に先発する神内とともに「一発勝負」の方針だったが「1回は見事だったし、2回以外はまあまあだったから」と、神内の結果を待たずに再テストのチャンスを与える方針を示した。
 初回は文句なしの合格投球だった。先頭の西岡を141キロの直球で見逃し三振に仕留めると、続く根元はスライダーで空振り三振。3番福浦も相手の打撃をさせない左飛に打ち取り、内容は完ぺきだった。ただ、問題は2回だ。「打たれるとどうしても点を取られる。向かって行く気持ちが力みになってしまった」と高橋秀。1死後、大松に右二塁打を打たれると、3安打と1四球で3失点。「走者が出ると中、中に入る。走者がいなければ得点は本塁打くらい。走者がいるときほど、いい投球ができるようにしなければ」と王監督も2回の投球には苦言を呈したが、初回の登板が王監督の心情をくすぐった。
 8回にはルーキーの森福允彦投手(20=シダックス)が、オープン戦2度目の登板をし、1回で1安打、2四球を許しながら、何とか無失点に抑えた。中継ぎとしては不安を残す結果だったが「ちょっと緊張したらしい。それで0点に抑えるんだからよく投げた」と、2万8044人の観衆の前で投げた本拠地初舞台を考慮。高橋秀とともに内容と状況を重視する査定方法で、評価を先送りにした。
 温情にも見える評価は、両投手に対する期待の裏返しでもある。王監督は8日のヤクルト戦まで、若手への門戸開放を宣言。同時に、10日の広島戦以降はレギュラークラスを中心とした起用に切り替える方針も打ち出している。当落線上の選手への寛大な評価も、残り7試合だ。【中村泰三】
 ソフトバンク杉本投手コーチ(5回5安打3失点の先発高橋秀に)「ボール自体は悪くない。ただ、走者を背負って淡泊になるところがある。次は中継ぎで登板させて、先発としてのテストをする」 
高橋はランナーを背負うと制球が甘くなりました
ランナーを背負いながら、いかに失点を防ぐか
これが4本柱との大きな違いだと思います
次回の登板では、その辺りも見ながら高橋に期待したいです

森福は大観衆の中での初めての投球
ロッテの呉も緊張したと言ってたので、この辺りは考慮でしょうね
ただ、制球乱しながらも無失点で切り抜ける辺り
即戦力の期待が高まります
次回登板も期待しましょう!!