レオキラーがマウンドで次々と躍動した。柳瀬明宏投手(23)が西武とのオープン戦の9回、4番手として登板。3者三振の圧巻投球で勝利投手となった。昨季、西武とのプレーオフ第1ステージで2勝を挙げたキラーぶりは健在。2番手の山村路直投手(28)も2イニングを1安打無失点と好投し、今季もV奪回へのライバルとなりそうな西武への切り札候補としてアピールした。

 先頭後藤を得意のフォークで空振り三振に仕留めると、G・G・佐藤は追い込んでから高谷のサインに首を振り、真ん中やや外寄りへのこの日最速タイ、141キロ直球で見逃し三振。栗山のバットも低めのスライダーで空を切らせ、馬原も真っ青の「KKK」だ。

 「西武相手は投げやすいし、自信はあります。プレーオフにも出てくるでしょうし、西武戦を任されるようになりたい」。打線も踊りだす最高のリズムで1イニングを締め、キラー柳瀬が宿敵西武から“3連勝”を挙げた。

 虫刺されで右手甲が腫れ、投球再開は前日。まだかゆみの残る手に「西武戦」で火がついた。1軍初登板が昨年8月27日の西武戦。カブレラ、和田、リーファーの主軸3人ぎりで周囲を驚かせ、PO第1Sでも中継ぎで2試合計5回2/3を無失点に抑え2勝を挙げた。もはや「偶然」ではない。

 「1軍で投げ始めたころはドキドキで、投げて抑えて…だけだったけど今日は打者をしっかり見て投げられた」。ドラフト直前に疲労骨折した右ヒジを手術し、昨春キャンプは右肩も痛めてリハビリに費やしたが、以前は敬遠してきた筋力トレにも取り組む「地道にやって精神的にも成長できた」。今では「投げた後の筋肉の緩い感じが嫌」と、この日も登板後にトレーニング室にこもるストイックぶりだ。杉本投手コーチは「もう少し意識を高めてくれ」と注文。それは「彼に求めるのは一つ上のレベル」という期待の裏返しだ。本人も「直球がシュート回転したし(栗山の)三振も抜けたスライダーを振ってくれただけ」と反省した。「昨年藤岡がやっていた一番大事なところで馬原さんにつなぐ役割がやりたい」。新セットアッパー襲名へ、レオいじめだけでは終わらない。
本人が西武戦は投げやすいと言うように、安定感があります
プレーオフでの2勝に、2007年ホークス初勝利も西武からの勝利
まさにレオキラーですが、本人も西武戦だけの活躍では満足しないと思います
藤岡のポジションを奪うにはそれだけのアピールも必要ですし
何より、同じ右投手の藤岡以上の結果を出さなければ
セットアッパーというポジションを奪えないと思います
チームとしては藤岡・柳瀬と2人のセットアッパー候補がいる事は
とても心強いと思います!!
2人で競い合いながら馬原へつなぎ、ホークスの優勝を手繰り寄せてほしいですね!!