田中、3・25デビュー!楽天の高校生ドラフト1巡目・田中将大投手(18)の初登板が、開幕2戦目となる3月25日の西武戦(グッドウィルドーム)に内定したことが17日、分かった。さらに中5日で、本拠地開幕戦となる同31日のオリックス戦にも先発する。キャンプ期間中に高卒新人の公式戦デビューが決まるのは異例中の異例だが、野村克也監督(71)は怪物新人のお披露目にふさわしい舞台を用意した。 

 速いのはボールだけじゃなかった。黄金ルーキーの公式戦初陣プランが固まった。まだ紅白戦に1試合しか投げていない状況での異例のデビュー戦内定。怪物新人は球界の“常識”までも覆してしまった。

 首脳陣はすでに、キャンプ突入前にオープン戦の帯同を決めた。だが、15日の紅白戦でMAX148キロをマークするなど、順調な仕上がりに野村監督は一気に心を決めた。まずは3月31日の本拠地開幕戦の先発にファンサービスの意味も含めて田中先発の方針を決定。その上で橋上ヘッドコーチは「逆算すると開幕2戦目あたりに1度、投げることになる」とデビュー戦は中5日で本拠地開幕投手が可能な3月25日の西武戦となる方針を示した。

 もちろん今後のキャンプ、オープン戦での調整が順調にいけばという「条件付きだ」と野村監督は慎重な姿勢を崩さないが、裏を返せば、それだけ新人右腕にかける期待が大きいことの表れだ。初登板に向けてオープン戦の予定も決定。大嶺との同期対決となる25日のロッテ戦(鹿児島)での先発を皮切りに、昨年のセ・リーグ覇者である10日の中日戦(ナゴヤドーム)、さらに17日の巨人戦(東京ドーム)など4試合に登板することになった。

 当の田中は「オープン戦もまだいつ投げるか聞いていないし知らない。本当に何も聞いてないんですよ」と苦笑いだが、松坂さえもデビュー戦は開幕4戦目。2戦目の先発が実現すれば、ドラフト制以降では高卒新人のデビューとしては最速記録となる。くしくも、松坂が去った本拠地マウンドで第一歩を踏み出すことになるゴールデンルーキー。新たな背番号18伝説の始まりにこれ以上ない舞台が整う。

 ≪最後の休日はサッチーの“洗礼”≫キャンプ最後の休日となった田中は、新人選手らと久米島町内の美崎小を訪問。89人の児童らとキャッチボールなどを行い交流を深め「こういう経験はそんなにないので、いい経験になった」と話した。また、宿舎ロビーでは野村監督と講演のため久米島入りしていた沙知代夫人とバッタリ遭遇。沙知代夫人に「うちの主人をクビにしないでよ」と言われ苦笑いしていた。 
期待の表れでしょうが、凄いですね!!
記事内にも書いてますが、松坂が去った西武のマウンドに上がる田中
新たな18番の怪物伝説の始まりでしょうか!?
それもすべて、これから順調にいけばの話
パリーグを盛り上げる為にホークス戦以外での活躍を期待しましょう(笑)