ソフトバンクの新人左腕、森福允彦(20)が12日、初のシート打撃で満点デビューだ。2、3人目に柴原、高谷の左打者が入ると、それまでのスリークオーターに突然サイドスローを交える変則投法で、連続三振に仕留めた。「左はサイドの方が打ちにくいし、意表を突ける。左に打たれなかったのはいいアピールですかね」。左殺しとして自己PRに成功した。右打者4人には被安打2。それでも全員のバットをへし折り、存在を光らせた。 グラウンドに持ち込んだイスから身を乗り出して見守った王監督は「チェンジアップ、スライダーもいい。球も食い込んでいたり、投げ方のわりには球がキュッとくる。持ち味が出たんじゃない?」とルーキー左腕にほれ込んだ。このデモ投で中継ぎ候補に名乗りを上げる格好となった。「僕の生命線はコントロールなので、精度を上げないと生き残れない。どんどん持ち味を出して開幕1軍を勝ち取りたい」。森福のサバイバルレースが本格化してきた。
ソフトバンクが誇るセットアッパーコンビが初のシート打撃で及第点のパフォーマンスを見せた。宮崎春季キャンプ第3クール3日目。打者6人ずつと対戦する実戦形式のメニューで2年目の柳瀬、藤岡の両右腕がマウンドに上がった。 昨年プレーオフで2勝を挙げた柳瀬は被安打2。井手に四球を与え“再戦”を命じられると、カウント2-1から得意のフォークボールで空振り三振を奪った。そして、新球にも挑戦。「今までのスライダーは曲がりが大きく、カーブみたいだったけど、曲がりの速いのを覚えようと。2年目なので新しいことをしないといけない」。より本番に近い形で完全マスターへ歩みを進めることもできた。 昨年パ・リーグの新人最多記録となる62試合に登板した藤岡が後を受けた。習得中のシンカーで松田、川崎を内野ゴロに打ち取り、安打は6人目の多村に許した左前打のみだった。「狙い通り(シンカーを)低めに投げて、内野ゴロにできたのが収穫ですね」。 プレーオフで存在を全国区にした柳瀬─藤岡の中継ぎリレー。「試運転」を行った2人は今季にかける思いを重ね合わせた。柳瀬は「吉武さんが抜けた分を自分が埋めないといけない。藤岡と組んで、切磋琢磨(せっさたくま)したい」ときっぱり。昨年中継ぎで60試合に登板した吉武が巨人に移籍した。その穴埋めなくして、優勝の2文字は見えない。“共闘”を呼びかけられた藤岡も「僕ももう1度あそこ(セットアッパー)で投げたい思いがあるので、誰にも負けたくない」と語気を強めた。 球審の背後からマウンドを見守った杉本投手コーチはあえて辛口の評価を下した。「決して良かったとは言えない。2人には今年もやってもらわないといけない。『こんなものなのかな』で終わってもらったら困る」。2年目のジンクスを断ち切れるか。2人はさらなるレベルアップを求められている。柳瀬・藤岡・森福はある程度の内容で及第点のようです
今年は吉武・岡本・吉田がいなくなり、若い投手に期待がかかりますが
それぞれ自分の持ち味を出したみたいですね
しかし、右の2人に続く中継ぎ候補がいないのも事実・・・
この2人の当確ランプを消すような投手が出てくるのを期待します!
左は最重要課題、森福が使えるめどがたったのは大きいですね
ただ、左右関係なく抑えるのが理想なので右打者対策も考えて3人で馬原につないで欲しいですね!