ソフトバンク松田宣浩内野手(23)が、定位置奪取へ強烈なアピール弾を見舞った。宮崎キャンプ第3クール2日目の11日、フリー打撃で守護神馬原から、122メートルある中堅バックスクリーン左へ豪快に1発。この日、北京五輪日本代表で投手コーチを務める大野豊氏が視察に訪れ、大絶賛した馬原の球を、完ぺきに打ち返した。「今日はいつも以上にバットが振れていた。とにかく力負けしないようにと思っていたんですが(スタンドに)入ったんですか?」。ただバットを強く振ることだけに没頭。本塁打を知ったのは練習を終えた午後6時すぎだった。
 2年目の松田だが、今季はターニングポイントの年になる可能性を秘める。今オフ、小久保がホークスへ復帰。同じ三塁手の松田にとって、とてつもなく存在の大きな競争相手の出現となった。オフの自主トレは松中に同行し、長距離打者としてのエキスを吸収。今キャンプでは「小久保超え」を目標としてきたが、この日、その小久保が足の負傷で離脱し、自身をアピールするには願ってもないチャンスが訪れた。「一緒にやっている以上、負けたくない気持ちは当然持ち続けている。やるからには試合に出ないと」。自らに言い聞かすように、きっぱりと言い切った。
 今キャンプは秋山総合コーチが付きっきりで、日が暮れるまでバットを振り続けている。狙いは1つ、新打撃フォームの習得だ。昨年までは打席でバットを立てていたが、今年はバットを右肩に乗せるように寝かせ、速球に対応できるよう改良中。松田は「昨年はテークバックをする分、速い球についていけなかったけど、今年はスムーズにバットを振れている。去年までと明らかにバットの出方が違う」と手応えを口にした。
 王監督も松田の進化に目を細めた。この日のフリー打撃では、馬原からの本塁打をはじめ新垣、和田からも快音を連発。23スイングで安打性の当たりが8本だった松田に、王監督は「この時期に馬原の球を打ったことは自信になる。去年がダメで、今年こそはという思いがあるのだろう。打撃が良ければDHでも外野でも使える」と絶賛。鬼の居ぬ間にではないが、小久保の離脱という“チャンス”を逃すわけにはいかない。
去年は悔しい思いをした松田
今年は松中の自主トレに参加し、ファンからも期待されてましたが
今のところ良い状態のようですね
主力投手から快音連発はさらなる期待をしてしまいます
小久保がレギュラーになるだろうサード
怪我の不安もある小久保が無理して出なくてもいいようにするには
松田の成長が不可欠だと思います
打撃が良ければDHでの出場もあると思いますが、外野は・・・
とにかく、去年ファンのため息を多く引き出した松田には今年こそ!!
多くの歓声を受けれるように頑張ってほしいですね!!